消費者金融で返済できない場合どこに相談すれば良い?

手軽で便利な消費者金融ですが、ふとしたきっかけで、返済が厳しくなる事があるかもしれません。

ですが返済する余裕がないからと言って、返済から逃げ回るのはリスクが高いです。


では、返済が遅れそうな時、どこに相談すれば良いのでしょうか?

今回は、消費者金融で返済できない場合の対処法について、解説します。

借金が返済できなくなる原因は?

借金が返済できなくなる原因

そもそも、なぜ借金が返済できなくなるのでしょうか?

借金の返済が難しくなる原因について、見ていきましょう。

リストラ・減収

最も大きな原因の一つが、リストラや減給による収入の減少です。

現在は、総量規制により収入の3分の1までしか借り入れできないので、多少の変動であれば返済不能になる心配はないでしょう。


しかし、リストラなどで収入が大幅に減少またはゼロになると、返済に充てるお金を用意するのも困難です。

また病気やケガで働けなくなった場合も、収入の減少に加えて治療費の負担が増え、家計は苦しくなります。

浪費

お金の使い過ぎも、返済できなくなる原因になります。

消費者金融を使えばすぐにお金を借りられるので、安心して使い過ぎてしまうケースが多くなっています。


高級品やギャンブルにお金をつぎ込んでしまう人は、特に注意が必要です。

複数の会社から借り入れ(多重債務)

借金が返済できなくなる要因の一つが、多重債務です。

多重債務とは、消費者金融などで複数の借り入れを行っている状態のことです。


特に、すでにある借金の返済のために、新たに借り入れを行い、借金が増え続けてしまうケースを指します。

どれくらいの人が多重債務に悩んでいる?

次の図は、多重債務者の推移をグラフにしたものです。

多重債務者の推移
<出典>:「多重債務者対策を巡る現状及び施策の動向」より作成

  
3件以上の借り入れを抱える人は、平成18年度に443万人とピークに達しましたが、29年度には約4分の1に減少しました。

ですが、それでも約115万人の人が多重債務に悩んでいるのが現状です。

<関連記事>:多重債務者とは?借金解決の方法は?


借金が返済できない!どんなリスクがある?

借金の返済遅れがもたらすリスク

消費者金融での借金が返済できずにいると、どんな事が起こるのでしょうか?

ここでは、借金の返済遅れのリスクについて、一つずつ解説します。

遅延損害金が発生する

延滞(=返済の遅れ)が発生すると、遅れた日数分だけペナルティが課されます。

このペナルティを、「遅延損害金」といいます。


遅延損害金の利率は、通常の金利よりも高めに設定されています。

大手消費者金融の場合、通常金利の相場が5.0%~18.0%であるのに対し、遅延利率は20.0%です。


通常の利息に加えて遅延損害金を支払う事になるので、遅れれば遅れるほど負担が大きくなります。

<関連記事>:遅延損害金って何?

ブラックリストに入る

延滞が発生すると、事故情報として信用情報機関や社内データベースに登録されます。

事故情報が登録されることを、一般に「ブラックリストに載る」と言います。


ブラック状態になるのは、3か月以上に渡って延滞している場合、または1~2か月の延滞が何度も発生している場合です。

一度ブラックリストに入ってしまうと、返済後5年は新たな借り入れができません。

<関連記事>:消費者金融で滞納するとブラックリストに載るって本当?

給料や財産が差し押さえられる

延滞が続くと、最悪の場合、債権者から裁判を起こされ、財産を差し押さえられてしまいます。

たとえば給料や本人名義の預貯金、家などの不動産も差し押さえの対象です。


給料の差し押さえとなれば、裁判所から勤務先に「債権差押通知書」が送られます。

この段階になると、延滞の事実を周囲に知られるのは避けられません。

<関連記事>:借金が返済できない!家や家具が差し押さえられるって本当?


返済が遅れた場合、消費者金融の対応は?

もし借金の返済が遅れてしまったら、消費者金融はどのように対応するのでしょうか?

消費者金融で延滞した場合の対応は、下図のような段階を踏んで進みます。

返済が遅れた場合の消費者金融の対応

以下、詳しく見ていきましょう。

1.消費者金融の担当者から電話が来る

期限までに返済がないと、消費者金融の担当者からスマホに電話が来ます。

この時の電話は、「返済が遅れているようですが、いつまでに入金できますか?」と確認するものです。


支払い予定日を伝え、それまでに返済できれば問題ありません。

2.自宅に督促状が届く

電話で約束したのに返済がない場合は、自宅に督促状が届きます。

また、担当者が何度も電話をかけているのに連絡がつかない場合も、督促状が郵送されます。


家族にカードローン利用を内緒にしている場合、督促状が自宅に届けば、それ以上隠し続けるのは難しくなるでしょう。

3.自宅や勤務先に督促の電話が来る

消費者金融からの督促状を放置すると、今度は自宅や勤務先に電話が来ます。

また返済が長く滞っている場合、担当者が自宅を訪問するケースもあります。


現在は、消費者金融の取り立て行為は厳しく規制され、ドラマで見るような激しい取り立てはありません。

<参考>:貸金業者向けの総合的な監督指針 平成30年2月


ですが粛々と手続きが進むので、気付かないうちに取り返しのつかない状況になっている恐れがあります。

また督促を受けた経験がある方からは、毎日のように電話が来るので、非常に大きなストレスになるという声も上がりました。

4.裁判所から「支払督促」の通知が届く

支払いの意思がないと判断された場合、消費者金融は、最後の手段として裁判所に申し立てを行います。

この申し立てが認められると、裁判所から「支払督促状」が届きます。


「支払督促状」は、裁判所を通じて、借入残高の一括返済を法的に求めるものです。

それでも返済や異議申し立てをしないと、更に裁判所から「仮執行宣言付支払督促」が送達されます。


「仮執行宣言付支払督促」の場合、発送から2週間以内に何らかの対応をしないと、差し押さえが実行されます。


借金が返済できない時の対処法

借金が返済できない時の対処法

では、実際に返済が遅れそうになったら、どのように対処すれば良いのでしょうか?

1.お金を作る

少額であれば、少しの工夫でお金を用意する事は可能です。

たとえば不用品の処分や副業で、返済に充てる金額を増やせます。


また、忘れているお金がないかも確認しましょう。

何年も利用していない銀行口座などは、お金が残っている可能性があります。

<関連記事>:【元銀行員が教える!】お金がない時の乗り切り方は?

2.消費者金融の担当者に相談

今の収入では返済が難しい場合は、早めに消費者金融の担当者に相談しましょう。

返済の意思が伝われば、返済計画の見直しをしてもらえる可能性が高いです。


しかし連絡が取れないなど、返済から逃げ回っていると、消費者金融側からの信頼を失います。

返済の相談を受けてもらえないだけでなく、先方が強硬手段に打って出る恐れもあります。


そのため、消費者金融からの連絡にはきちんと応じ、支払いの意思を示すことが大切です。

返済計画の見直しとしては、元本の支払いを一旦止めて、利息だけを支払っていく方法があります。


これにより返済期間を延ばし、月々の支払額を下げる事ができます。

ただしこの場合、元本は一向に減らず、その分の利息がかかり続けます。


そのため総支払額で見ると、負担が大きくなる点に注意が必要です。

3.おまとめローンを利用する

複数の消費者金融から借り入れしているなら、「おまとめローン」を利用するのも方法の一つです。

おまとめローンとは、借り換えによって、複数の借り入れを一本化できるローン商品です。


一般的なローンよりも金利が低めなので、支払総額を抑えられます。

また月々の返済額を抑えて設定すれば、毎月の負担を小さくする事も可能です。


さらに、借入先ごとにバラバラだった返済日が統一されるので、返済状況を管理しやすくなります。

<関連記事>:消費者金融のおまとめローンで失敗しないためには?

4.最後は債務整理

「できる対策はしたけれど、どうしても返済できない」という場合は、債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、支払いに猶予を持たせたり借金を減額したりする、法的な手続きを指します。


債務整理の主な方法は、以下の3つです。

債務整理の種類 概要
任意整理 ・裁判所を介さず、債権者と債務者との間で交渉で、返済計画を見直す
・遅延損害金や今後の返済にかかる利息をカットし、支払いの負担を軽減する
個人再生 ・裁判所を通じて法的に借金を1/5まで減らす
・手続き後、原則3年以内に返済
自己破産 ・裁判所に認められれば、借金が全て免除される
・家を含むほぼ全ての財産を処分しなければならない

なお債務整理を行うと、その情報は信用情報機関に登録されます。

完済後5年間は記録が残り、新たな借り入れが一切できない点に注意してください。


また債務整理は自分で手続きすることも可能ですが、手続きが複雑で、手間と時間がかかります。

債務整理をするかどうかも含めて、弁護士や司法書士といった専門家に相談すると良いでしょう。

<関連記事>:【元銀行員が解説】消費者金融の債務整理で抑えておきたいこと




以上、消費者金融で返済できない場合の対処法について解説しました。

もしも返済できない状況になってしまったら、貸し手もしくは専門家に、早めに相談する事が大切です。


消費者金融を利用する際は、自分自身のためにも、身の丈に合った借り入れをしましょう。


この記事のまとめ

  • 返済が遅れると遅延損害金が発生し、支払いの負担が増える
  • 消費者金融は、返済の遅れがあると電話や手紙で督促を行う
  • 督促に応じないと裁判所から一括返済を求められ、最悪の場合、財産を差し押さえられる
  • 返済が遅れそうになったら、早めに消費者金融の担当者に相談する
  • どうしても返済できない場合は、債務整理を検討する


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初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。


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