貸金業法とは?

みなさんは「貸金業法」について、どのくらい知っていますか?「法律は難しくてよく分からない・・・」と、内容までは知らない方が多いかと思います。貸金業法は、利用者が安心して借入できるようにと改正された法律です。


ここでは、貸金業法の中身や貸金業法の改正によって、どのような変化があったのか見ていきます。

現在の貸金業法について

「貸金業法」は、かつては「貸金業規制法(貸金業の規制等に関する法律)」という名称で施行されていました。ですが、2007年(平成19)の改正に伴い、現在の名称が用いられるようになりました。


改正後の貸金業法の主な内容は、以下のものになります。

1.総量規制

貸金業者からお金を借りようとする場合、その借入総額は年収の3分の1までと定められています。この借入総額とは、複数の貸金業者からの借入すべてを合計した金額を指し、借入残高が年収の3分の1までとなります。


例えば、年収が300万円であれば借入総額は100万円まで、ということになります。また借入申し込みの際、1社からの借入が50万円以上、複数の会社からの借入総額が100万円以上の場合、年収を証明する書類(給与明細書・源泉徴収票など)が必要になります。




上限金利

貸金業者からの借入の上限金利が、改正前の出資法で定められていた29.2%から15%~20%へと引き下げられました。





この改正によって、改正前に存在していた出資法と利息制限法の上限金利の違いによる、「グレーゾーン金利」がなくなりました。


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3.規制強化

ヤミ金融などの悪質な業者を取り締まるため、貸金業者に対する規制が強化されました。


貸金業者は、営業所に国家資格である貸金業務取り扱い主任者をおく必要があり、法令順守に関する助言や指導が行われます。

4.行為規制の強化

過去に問題となった厳しい取り立てなどが行われないよう、取り立て行為に対する規制が強化されました。


もし、違法な取り立て行為をしてきた場合は、犯罪行為になるので警察に通報して解決できます。

5.特手指定の廃止

改正前には例外として認められていた、日賦貸金業者や電話担保金融の金利54.75%が廃止されました。

貸金業法の改正について



なぜ、貸金業法は改正することになったのでしょうか。そこには、どのような背景があったのでしょうか。

貸金業法が改正された理由とは?

貸金業法が改正された理由は、多重債務を出さないためです。改正前は「グレーゾーン金利」という曖昧な金利(20%~29.2%)によって、多くの方が高い金利で借入をしていました。


グレーゾーン金利で、多重債務者が増加し社会問題になったことから、2006年に最高裁がグレーゾーン金利の撤廃の判決を出しました。さらに、多重債務者を出さないためにと「総量規制」が導入され、2010年に完全施行されました。


このような背景があり、貸金業法は改正されました。


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貸金業法改正のメリット・デメリット

貸金業法が改正され、利用者にとっては嬉しいでしょう。しかし、メリットにはデメリットも付き物です。

以下で、貸金業法の改正でどんなメリット・デメリットがあるのか見ていきます。

メリット

貸金業法の改正で一番のメリットというと、上限金利の引き下げではないでしょうか。

改正前は、利息制限法の上限金利が20%でしたが、出資法では上限金利が29.2%となっていました。この20%~29.2%のあいまいな金利である「グレーゾーン金利」により、ほとんどの消費者金融では出資法の29.2%を上限金利に設定していました。


しかし、貸金業法の改正によって出資法の上限金利は、利息制限法と同じ20%に引き下げられ、グレーゾーン金利も廃止されました。


これによって利息を多く払わなくて良くなり、利息の負担も少なくなりました。

デメリット

金利が低くなり利用者にとって嬉しいことですが、貸金業法の改正によって困る方もいるかもしれません。それは新しく導入された「総量規制」です。


上でも説明した通り、総量規制は年収の3分の1までしか借入することができません。総量規制によって前よりも借りる額が減ってしまい、これ以上借りれないと苦しむ方も出てきます。

ヤミ金や悪徳業者には注意!

ここで注意したいのが、ヤミ金などの不正貸金業者です。「年収3分の1以上でも借入できます」などという貸金業者は、ヤミ金や悪徳業者の可能性が高いです。


どうしてもお金を借りたいからといって、誘惑に乗ってしまうと後で困ることになるのは自分です。借りる前によくチェックしてから利用して下さい。



貸金業法とは?のまとめ

  • 貸金業法とは個人や事業者に対して、融資を行う貸金業について定めた法律
  • 改正後、総量規制や上限金利など規則が追加され、内容も新しくなった
  • 貸金業法が改正された理由は、多重債務者を出さないため
  • 貸金業法のメリットは金利が下がったこと
  • 貸金業法のデメリットは、総量規制により高額の借入ができなくなたこと



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