ビジネスローンとは?借り入れで悩んでる中小企業は必見!

商売をやっている方なら、「ビジネスローン」という言葉を、一度は聞いたことある人も多いはずです。

でも、ビジネスローンって通常の銀行融資と、何が違うのでしょう?

実はビジネスローンの種類は豊富で、借入先を間違えると、商売を圧迫するリスクもあります。

ここでは、ビジネスローンの特徴、注意点などを紹介します。


「ビジネスローン」とは?

ビジネスローンとは

ビジネスローンとは、銀行や証券会社、クレジットカード会社、消費者金融といった金融機関が提供する融資商品です。

利用対象は中小企業や個人事業主

ビジネスローンを利用できるのは、事業者だけです

ここでいう事業者とは、中小企業を含む法人だけでなく、個人事業主もあてはまります。

会社(金融機関)によっては、事業実績のない新規開業者に対応している場合もありますが、一般的には、少なくとも1〜2年程度の事業実績が必要です。

無担保・無保証、事業資金のローン

中小企業が銀行融資や日本政策金融公庫の融資を受ける際は、担保や保証人が必要です。

それに対しビジネスローンは、無担保・無保証で利用できます

中には担保を要求するビジネスローンもありますが、その場合は、審査に通りやすくなったり、金利が低いなどのメリットがあります。

総量規制の対象外

総量規制とは、「個人の借り入れ総額の上限は、年収3分の1まで」とする仕組みのことです(貸金業法)。

個人事業主も個人である以上、この規制の対象になるのでは?と心配される方もいるかもしれせんが、ご安心ください。

ビジネスローンは総量規制の対象外ですので、借り入れ金額に制限はありません。

<関連記事>:貸金業法とは?



ビジネスローンの特徴・メリットは?

ビジネスローン,メリット

ビジネスローンの特徴について、もう少し掘り下げて見ていきましょう。

金利水準、借り入れ限度額はどの位?

以下は、ビジネスローンの中でも人気の高い、大手4社の金利・借り入れ限度額です。

金利 融資限度額
ビジネクストの「ビジネスローン」 8.0%〜18.0% 1,000万円
(新規取引時は上限500万)
ビジネスパートナーの
「スモールビジネスローン」
9.98% 〜 18.0% 50万円 〜 500万円
プロミスの
「自営者カードローン」
6.3%~17.8% 300万円
オリックスの「オリックスVIP
ローンカード BUSINESS」
6.0%~17.8% 500万円

上記表の通り、ビジネスローンの金利は6~18%であることが一般的です。

提示される金利は、事業主の信用力や借入金額によって変わってきます。

とはいえ、初回借り入れで少額の借り入れの場合は、上限金利に近いことが多いです。

借り入れ(融資)限度額も会社によって違ってきますが、300万円から1000万円まで幅があります。

<関連記事>:【元銀行員が解説】消費者金融の金利はどの位?下げるには?

審査スピードの早さが魅力

銀行融資と比較し、ビジネスローンは審査期間が短いことが特徴です。

銀行融資の審査ですと、長い場合で数週間〜1ヶ月以上かかることもあります。

これに対し、ビジネスローンでは最短1日で、長くても数日で審査結果が出ます


審査スピードの早さの理由は、審査方法にあります。

銀行融資では多人数の行員により、融資を行うかどうかの判断をしています。

一方、ビジネスローンでは事業者の申告した情報をデータ処理し、自動的に判定を出す仕組みになっています。

こうした審査手法を「スコアリング」と言います。


「今日中に、お金が必要・・・」という場合は、即日融資可能なビジネスローンを利用するとよいでしょう。

ただし、この場合は銀行の営業時間終了までに申し込む必要があります。

<関連記事>:【元銀行員が解説!】即日融資でキャッシングするための絶対条件

他のローンとの違いは?

ビジネスローン以外にも、カードローンやフリーローン、銀行融資など、お金を借りられるサービスはあります


<カードローン>
銀行や消費者金融が提供する、「個人向けのローンサービス」です。

ビジネスローンとの大きな違いは、借りたお金を何に使っても良く、借入限度額内であれば何度でも借りることができる点です。

学生や主婦が借りられるカードローンも出てきており、利用の幅が広いことが特徴です。

ただし、カードローンはあくまで個人向けのローン商品で、事業主が事業目的で借りることはできません。

<関連サイト>:カードローンとは?キャッシングとどう違うの?


<フリーローン>
銀行があつかっている「個人向けのローンサービス」のことです。

カードローン同様、お金の使い道に制限はありませんが、借り入れは1回のみです。

こちらも、事業目的の利用は不可です。

<関連記事>:フリーローンとは?


<銀行融資>
(事業主への)銀行融資には、「信用保証協会の保証付の融資」と「プロパー融資」の2種類があります。

「プロパー融資」では、信用保証協会を間にはさまず、銀行と直接貸し借りを行います。

銀行から十分な信頼を得ることができなければ、審査に通ることは難しいです。

どちらもビジネスローンに較べて、格段に審査は厳しいものの、金利はかなり抑えることができます。



ビジネスローンの申し込み、注意点は?

ビジネスローン,注意

ここからは、ビジネスローンに申し込む手順を見ていきます。

申し込みできる金融機関・会社は?

ビジネスローンは、銀行、保険会社、証券会社、クレジットカード(信販)会社、消費者金融など、さまざまな金融機関で取り扱いがあり、内容も多様です。

申し込みは店頭でもできますが、ネット(スマホ)からの申し込みが一般的です。

貸付条件も金融機関(各社)によって違いますが、メガバンクなどの大手銀行ほど金利は低いです(ただし審査は厳しい)

一方、消費者金融系は金利が高いものの、審査は厳しくない傾向にあります。

申し込みから融資までの期間は?

早いところで、最短即日での融資が可能です。

ただし、即日の場合は銀行振込となるため、銀行の営業時間終了までに申し込む必要があります。


たとえば、オリックスVIPローンカード BUSINESSの場合、「平日14:30まで」と案内があります。

ただし、審査期間は金融機関(会社)によって違います。

一般的には数日かかり、長いと1週間かかる場合もあります。

<関連記事>:【元銀行員が教える!】即日融資に強い会社ランキング

審査では、どこを見られる?

先ほども説明した通り、ビジネスローンの審査「スコアリング」で、「決算書の数値」がチェックされます。

大ざっぱに言えば、どの程度儲かっているのかをチェックされますが、具体的には以下のような項目をチェックされます。

<収益性>
・売上高経常利益率(=経常利益/売上高)
・総資産経常利益率(=経常利益/総資産)

<安全性>
・当座比率(%)(=当座資産/流動負債 ×100)
・流動比率(%)(=流動資産/流動負債 ×100)

<返済能力>
・債務償還年数 (現在の借入を返済するのに何年必要かの指標)
・インタレスト・カバレッジ・レシオ(=営業利益/支払利息)

借り入れ条件(金利・期間)は詳しく確認!

上で見た通り、ビジネスローンは会社によって金利に幅がありますし、借主の会社の信用力によっても提示される金利が違ってきます。

また借入金額や借入期間によって、月々の返済額が変わってきます。

ビジネスローンの申し込みをして、審査に通ったからといって、安易に借り入れをするのは止めましょう


条件の提示を受けたら、一旦立ち止まって、借り入れ条件を細かくチェックして下さい。

特に、毎月の返済額が事業のキャッシュフローを圧迫する金額なら、要注意です。

借入をすれば目先の商売を楽になりますが、過度な借り入れは後々、商売を苦境に追い込みます。

繰り返しになりますが、借り入れ条件は契約前に、よくよく確認して下さい。



おすすめのビジネスローン3選を紹介!

ビジネスローン,オススメ

上では、ビジネスローンの申し込みにあたっての注意点を見てきました。

ここからは、おすすめのビジネスローンを3つほど紹介します。


無担保無保証である点は共通していますが、借り入れ条件や返済方式が異なります。

1.ビジネクストの「ビジネスローン」

融資可能額1万円〜1,000万(新規の場合上限500万)、金利は8.0%〜18.0%です。

審査必要書類提出から、3日程度で融資可能です。


返済方式と期間は、「元利均等返済方式」であれば「最長5年」(60回以内)、「元金一括返済方式」であれば「最長1年」(12回以内)です。

2.ビジネスパートナーの「スモールビジネスローン」

融資可能額50万円 〜 500万円、金利は9.98% 〜 18.0%です。

審査の結果は、郵送した申込書がビジネスパートナーに届き、電話確認を終えた翌営業日です。


返済は「借入時残高スライド元金定額リボルビング返済」で、「最長5年」(60回以内)までです。

ただし、ネットでのスピード審査ができないのが難点です

3.プロミスの「自営者カードローン」

融資可能額は300万円、金利は6.3%~17.8%です。

自動契約機で申し込む場合は、約30分~40分程度で完了し、契約後すぐにプロミスのATMなどから利用できます。


返済方式は「残高スライド元利定額返済方式」、返済期間は「最長6年9ヶ月」(1~80回)です。

事業資金に限らず、プライベート資金(生計費)にも使えるのが、このビジネスローンの特徴です。



以上、ビジネスローンの利用方法や注意点、おすすめのビジネスローンを見てきました。

繰り返しになりますが、ビジネスローンは事業の借金です。

しかも金利は、通常の銀行融資に較べても少し高めです。


継続的な借り入れ手段としては、オススメできません。そ

の一方で審査スピードが早いので、一時の資金繰り対策として活用するなら有望な手段といえます。

こうしたビジネスローンの特性を頭に入れたうえで、必要な方は上手に利用しましょう。

この記事のまとめ

  • ビジネスローンとは、中小企業・個人事業主向けのローン商品
  • 銀行融資と違い審査スピードは早いが、金利はカードローン並みに高い
  • 銀行融資と違い、無担保・無保証で利用できるのが魅力
  • ビジネスローンの審査手法は「スコアリング」と呼ばれ、数字を手早く計算される
  • ビジネスローンは借金。契約前に借り入れ条件を細かくチェックすること



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初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。

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