代物弁済とは?

「代物弁済」という言葉を聞いた事があるでしょうか?

代物弁済とは、借りたお金を返済したくても返せない時、現金の代わりに物で返済することをいいます。

代物弁済のことを初めて知る方のために、代物弁済がどういうことか、以下で詳しく紹介します。

代物弁済について

上でも書いたように代物弁済とは、債務の代わりに価値のある品物によって返済を行うことを指します。「代物」とは代わりの品物、「弁済」とは返済という意味です。

お金の代わりに何らかの物を貸し主に給付して、返済に代えて債務を消滅させることを意味します。

承諾してもらえれば品物でも返済ができる



本来ならお金を借りたら返済はお金で行う必要があります。「お金がないから代わりに品物で返す」というのはできません。

しかし、お金を貸した側が「その品物でもいい」と承諾してくれれば、品物でも返済したことになると民法で定められてます。

代物弁済の予約について

現金で弁済ができない場合、不動産などを弁済にあてることが可能です。事前に代物弁済を予約しておけば、担保として入れたことと同じ状態になる方法が「代物弁済の予約」です。

代物弁済の予約のメリット

1.決済が早い
抵当権の債権回収ですと、不動産の競売か任意売却によって行われますが、手続きなどに時間がかかり、処分価値も低くなります。

それに較べて、代物弁済予約では予約完結権を使って所有権移転の本登記すれば、不動産の所有権が移転し決済が早いので、処理が簡単にできます。


2.債権者は不動産を取得することができる
上でも軽く取り上げましたが、代物弁済を通じて不動産で弁済を受けることができます。詳しくは後ほど紹介します。


3.保全されている債権の範囲が広い
抵当権では債権の利息と損害金は、最後の2年分しか優先して弁済を受けることができません。代物弁済なら全て優先で弁済を受けることができます。

代物弁済するための注意点

代物弁済をするには、以下の要件を満たしたいないと代物弁済することはできません。


・債務の存在
BさんがAさんにお金を借りていて返済する義務(債務)が、確かにあることです。そもそも債務がなければ代物弁済が成り立たなくなります。


・現実の給付
お金を借りているBさんが、実際に品物をAさんに与えることです。代物弁済の物品が土地などの不動産の場合は、登記をしてAさんの所有にする必要があります。


・返済に代える
物品によって債務を返済することです。本来の返済の代わりに、品物で返済されることにより債務がなくなる必要があります。


・債権者の承諾
お金を貸しているAさんが代物弁済を承諾することです。債権者と債務者の間で合意がある必要があります。

代物弁済には不動産が用いられている



代物弁済には、土地や建物などの不動産が用いられてるケースが多く見られます。不動産が代物に使われるのは、高額の借入返済の場合がほとんどです。3000万円の債務に対して、3000万円相当の不動産を代物弁済するといった方法です。

借入金額と代物弁済する品物の価値が同じ必要はない

代物弁済では、借入金額と代物弁済する物の価値が同じである必要はありません。例えば、借入が3000万円だとしても、お金を貸している側が承諾すれば1000万円程度の不動産でも代物弁済が認められます。

代物弁済する物が返済額より高額の場合は?

代物弁済は借入金額を物で返済するため、細かい金額設定が難しいです。ですので、お金を借りている側の思い通りの金額になることはほとんどありません。

差額が出た場合、不足分を別途で支払うことになります。

逆に借入額よりも、代物弁済する品物の価値が超える場合は、差額を貸している側に返金しなければならないケースもあります。

代物弁済を行う際は、こうした点などについてあらかじめ明確にしておくといいでしょう。


代物弁済とは?のまとめ

  • 代物弁済とは、借りたお金を返済するのが難しく、現金の代わりに価値品物で返済を行うこと
  • 本来はお金で返済する必要があるが、貸し手側の承諾を得れば物での弁済も可能になる
  • 前もって代物弁済の予約をしておくと、担保に入れたのと同じことになる方法らが「代物弁済予約」である
  • 代物弁済するには、4つの要件を満たさないとできない
  • 代物弁済する品物が返済額より高額な場合、貸し手が差額を返還しなけらばならないケースもある
  • 代物弁済を行う際は、内容を把握しておく必要がある


 消費者金融のオススメ人気ランキング


人気の消費者金融は?







検索
このサイトの執筆・監修をしています

初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。

消費者金融ランキング