消費者金融の体験談(5):クレジットカード一括返済の為の借入

はじめまして、静岡県現住の35才男性です。今回は私が27才の時に初めて消費者金融と呼ばれる金融機関でお金を借りた時の体験談を書かせていただきます。よろしくお願いします。

なぜお金を借りようと思ったのか

今から約8年ほど前の冬のことでした。当時、私は大学院の修士課程を卒業し、実家の近くに所在する高校で講師として勤め始めて2年目でした。そして、学問一筋で貧しながら生活してきた自分にとって、初めてクレジットカードというものを手にした時でした。



あちらこちらで言われるがままに新しいクレジットカードを作り、みるみると5枚のクレジットカードが手元にできました(この時点ではいわゆる消費者金融からはまだ借りていません)。

貧困学生生活からの反動で、その5枚のクレジットカードを使用しパソコン、高級衣類、書籍などをクレジットカード限度額まで使用しました。車のローンや生命保険の支払いを含めると、毎月の返済金額が約15万円になりました。


毎月の収支バランスはマイナスになり、両親から理由を言わずにお金を借りることは日常茶飯事でした。クレジットカード会社からは、返済の自動引き落としが出来なかった旨、そしていつその分を振り込んでもらえるのかという催促の電話がひっきりなしにかかってきました。

パニック状態に陥っていた私を見かね、高校時代の友人がアドバイスをくれました。「消費者金融でまとめてお金を借りて、クレジットカード5枚の残高を一括返済すればいいよ。」という彼の言葉は、まさしく神の信託のように思えました。
 

キャッシングの詳しい経緯

当時私が住んでいた街には、国道沿いにレイク、プロミス、ポケットバンク、アイフルの無人借入所が集中している場所がありました。家族にはもちろん教員という職業柄、同僚や生徒、その保護者になどに自分が消費者金融を利用していることを知られるのは、とてつもない恐怖でした。

借入所の駐車場に自分の車が止めてあるのを見られることを恐れ、自転車で現地へ向かいました。


4つの金融会社の借入所が並んでいて、どこにしようか焦りながら見回したところ、レイクの建物に「初めの一ヶ月は利息無料キャンペーン実施中!」というポスターが貼られており、とにかく人に見られたくなかったため、いそいでレイクの借入所に入りました。

借入所の中に入ると、白い壁紙に穏やかなクラシック音楽が流れ、空調もよく効いていました。折しも1月の厳寒の頃ゆえ、ホッと一安心したことを覚えています。借入所の構造は、入って正面に銀行のATMとほとんど同じ機械がありました。


そして左側には中が見えないよう緑色で塗られたガラス製の自動ドアがあり、「ご融資のご相談の方は入室ください」と案内がありました。おそるおそる自動ドアをくぐり個室に入ると、そこにはタッチパネル画面やカード出し入れ口、スキャナ機能付き机が一体となった機械があり、私はその機械の前に座りタッチパネルの「新規ご融資」というボタンをタッチしました。

すると「ガチャッ」という音と共に自動ドアに鍵がかかり、他の利用客が入れないようになりました。あぁ、もう逃げられない、いったいどんな事を聞かれるのか、無事に帰れるのか、もう借りて帰るしかないんだなという思いで、両脇が汗でぐっしょりになったのを憶えています。


タッチパネルの案内に従って名前、性別、生年月日、職業、勤務先とその電話番号を入力しました。当時職業は臨時採用とはいえ公務員だったので、「公務員」を選択しました。また保険証の種類も入力を求められました。国民健康保険、組合保険、共済会、無加入の中から、自分は共済会と正直に入力しました。

最後に希望借入額の入力を求められました。クレジットカードの返済をすでに延滞している自分が、はたしてどのくらいの金額を借り入れることができるのか全く見当がつきませんでした。一寸考えて、5枚のクレジットカードの借入残高合計額の48万円に2万円を加え、50万円と入力しました。


ここまで入力すると、機械の横についていた受話器が突然鳴り、すぐに取ると、明るく丁寧な印象の女性オペレータの声で「この度はご利用まことにありがとうございます。」という挨拶がありました。まるで大手の銀行の窓口の女性の様なきちっとした方です。

ヤクザ風の男性が相手をするのではないかと決めつけていた私にとって、あまりにも意外で安心したのを憶えています。「本日のお申し込み金額は50万円と入力いただきましたが、用途はなんでしょうか?」と聞かれ、まさかクレジットカードの返済一括返済とは言えず、「生活費です。」とおそるおそる答えました。


今振り返ってみれば、氏名と生年月日を入力した時点で個人信用会社のデータバンクから私が複数のクレジットカードの返済に困窮していることが、オペレータにはすでにバレていたと思います。

続いてオペレータから運転免許証を机のスキャナに置くよう指示がありました。次に保険証と収入証明書をスキャナに置くよう言われました。収入証明書は持っていなかったので保険証だけを置きました。


免許証や保険証を置くとすぐにスキャンが開始されたので不審に思い部屋を見回すと、正面右上に監視カメラがあり、自分の行動は個室に入室した時点から全部オペレータに監視されていたのかと気づき、恐怖感を感じたことを記憶しています。

「審査に入るので電話を元に戻し少々おかけになったままお待ちください」とオペレータに言われ、ひとまずほっとしました。待っている間に個室の外のATMに30代ほどの男性が訪れていました。入金か出金かはわかりませんが、自分も今日からはその男性の仲間として返済のためにこの借入所を訪れることになるんだな、という思いです。


10分ほどすると電話が鳴り、先ほどと同じオペレータの声で「審査の結果、ご希望金額の50万円をご融資させていただきます。契約書と返済計画書を出力しますので、ご確認の上、サインをお願いします。」と言われました。一気に緊張が解け脱力したあの瞬間を忘れることができません。

機械のタッチパネル下部からA4判の用紙が2枚排出されました。一枚目は債権債務契約書とあり、緊張が解けて脱力していた私はろくにその細かな契約内容を読まずにサインをしました。二枚目の返済計画書は、毎月の支払い金額と残高の推移、合計支払い金額が書かれていました。


これによると、残高スライド方式という返済計画で、これは24ヶ月で50万円とその利息を返済する計算でした(自分からは何回で返済するかという希望を出すことはできませんでした)。

毎月の返済金額は同じですが、返済金はまず先に2年分の利息の充足にあて、利息分が返済し終わってから元金の返済に充てていくというシステムのようです。利率ですが、レイクは当時、元金に対し年利28%だったと記憶しています。


これは当時の利息法が定める最大利息16%と、出資法が定める最大利息40%との間に利息を定める、いわゆるグレーゾーンの利息設定でした。利息をまとめて先に払うため、元金がなかなか減らないというシステムです。

2枚の書類にサインをし機械の吸紙口に入れると、契約が成立しました。私専用のレイクカードを機械からうけとり「手続きはこれで終了です。ありがとうございました。」というオペレータの声を聞き受話器を置くと、自動ドアの鍵がガチャっと解除されました。


ここまでの一連の手続きにおよそ30分ほどかかったと思います。個室を出てカードをATMに挿入し50万円を引き出して外へ出ると、1月の寒さにも関わらず全身に汗をかいていました。

安堵して翌日職場に出勤すると、昨夜、藤木という女性から、私宛に電話があったことを知りました。電話をかけてきた女性はただ藤木とだけ名乗り、所属はわからなかったそうです。電話がかかってきた時間的に、私が個室で審査待ちをしている間にオペレータが勤務先に偽名を使って電話をかけ、私が本当に有職者であるか確認をしたのかと気づきました。

借りたお金はその後どうなったか?

キャッシングした現金50万円はすぐに、クレジットカード5社に対して一括返済したい旨を連絡し、49万円強を翌日に振込みました。そのため手元に残った残金はわずか数千円となり、支払期日が迫っていた生命保険の掛け金に充てました。

クレジットカード5社への返済をすませたことにより、私の収支はプラスに転じました。毎月の支払いは車のローン1万9千円、自動車保険7千円、生命保険掛金1万5千円と、レイクへの返済3万2千円を合わせて約7万3千円ほどです。家への生活費3万円を加えても、何とか当時の給与で生活することができるようになりました。

私にとって幸いだったことは、レイクは一度に借入した50万円を全て返済し終わるまで、新たにレイクからは借入をすることができないというシステムになっていたことでした。

現在どうなっているのかはわかりませんが、当時プロミスやアイフルなど他の消費者金融では、返済途中に元本が減った分だけ新たに借入ができたようです。レイクから借りた私は、完済するまでの途中で、返しては借りる、という行為を物理的にすることができず、毎月こつこつと返済することになりました。

収支がプラスに転じたので、レイクへの限度額の増額申し込み、また他消費者金融への新たな借入申し込みをすることなく、レイクへの返済を2年間続けました。その結果、無事50万円を完済することができました。


返済を続けていた2年間、一番気を付けたことは、自分が消費者金融から借入をしていることを絶対に誰にも気付かれないようにする、ということでした。レイクカードの管理は厳重に行いました。

レイクカードは、表面は緑色一色で文字や記号、マークの類は一切書かれておらず、裏面の右下に小さく「レイク」と書かれているだけで、一見何のカードかわからない様に配慮されています。しかし、財布に入れておいた場合、何かの拍子にカードを見られてしまうおそれがあるため、自室の机の一番奥に隠した施錠できる小箱に入れて管理しました。


次に気を付けたことは、返済延滞による催促の電話が絶対にかかってこないようにする、ということです。契約を結んだ際に、レイクから借入することを家族は承知しているのか、という事を聞かれた際、「いいえ」を選択していましたが、万が一固定の家電話にレイクから電話がかかってきてしまっては元も子もありません。

一度だけ返済が3日ほど遅れることがありましたが、それ以外の月は、返済期日を絶対に守りました。遅れたその月は、返済期日前にレイクへ遅れる旨を電話し、また期日から三日後にATMから入金した旨を再び電話連絡しました。


結果として、2年間レイクから家電話に連絡がくることはありませんでした。もちろん催促状が家へ届くこともありませんでした。ただし、借入から1年ほどたった時点で携帯電話に、「プラス30万円の限度額拡大をしてもよいか」という内容の連絡がレイクの女性オペレータからありましたが、断りました。


具体的な毎月の返済方法は、サークルKに備えられているATMにレイクカードを挿入し現金を入れることによって可能でした。無人借入所に毎月通う必要がなかったことは、便利で安心しました。おそらく他の消費者金融でも提携している銀行・コンビニATMなどで返済をすることが可能だと思います。

これからキャッシングする人へのアドバイス

 今回の私の消費者金利用のケースは、5枚のクレジットカード支払いに窮して一括返済をするためでした。私自身としてはレイクから50万円を借りることができたことは、すばやく状況を打開できたことで感謝をしています。

しかしながら、東京スター銀行などの大手銀行では、一括返済を専門に取り扱っている窓口もあり、債権者への肩代わりと今後の返済計画を緻密に対面窓口で組んでもらえるようです(ただし東京本店でのみ取り扱いなので、私のような地方在住者は中々足が向いません)。


利率を考えるとそのような大きな銀行にて一括返済の相談をすべきですが、反面、審査が厳しく、特に正社員として3年以上継続して勤務をしていることなどが条件となるようです。融資決定までに時間がかかるということもネックです。以上のことを考えると、利率を高いですが、融資をすぐにしてもらえる消費者金融を利用する価値はある程度あると思います。


また消費者金融でお金を借りるということを誰にも知られたくない方は多いと思います。おそらくどの消費者金融でも、契約締結の際に「家族に知られたくない」という希望を出すことができるかと思います。

幸いにも私はいわゆる「追い込み」の返済催促をされることがありませんでしたが、内緒にしておきたい方は毎月の返済を必ず行うようにしてください。もし返済期日に遅れることが予見しているのであれば、事前に返済が遅れる旨を電話で連絡しておくことが大切だと思います。

私の経験が多くの皆様の参考になれば幸いです。



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