消費者金融の借金で借り換えローンを活用する時に絶対NGな5つのポイントは?

消費者金融から借り入れをしているけれど、「金利を見直したい!」と思っている方もいるでしょう。

金利条件の良い会社に借り換えれば、利息の負担が減り、毎月の返済が楽になります。


ただ借り換えローンを利用する際には、気を付けたいポイントが何点もあります。

借り換えに失敗すると、かえって重い負担を背負うことになりかねません。


今回は消費者金融の借金で、借り換えを活用する時の注意点について解説します。


借り換えローンとは?キホンを解説します

借り換えとは?

借り換えとは

「借り換え」とは、現在の借入先よりも金利の低い先に乗り換えることです。

金利条件の良い会社から借りたお金で、高い金利の借金を返済し、より低い金利で返済していきます。


たとえば借主が、A社から金利(年率)18%で借り入れていたとします。

ですが年率15%のB社から融資を受けられる場合、A社の借入残高をB社から借りて一括返済し、借入先を年率15%のB社に切り替えるということです。


金利の有利な会社に乗り換えるという意味では、「おまとめローン」とも似ています。

ですが、おまとめローンは複数の借入先を、一つにまとめる手法です。


借り換えは1社の変更でも、当てはまります。

つまりおまとめローンは、借り換えの一手法ということです。

<関連記事>:消費者金融におまとめローンを活用!NGなこと・審査上の注意点

借り換えは住宅ローンでよく聞きますが、カードローンでも借り換えが可能です

消費者金融から銀行カードローンへ借り換えるケースが多い

カードローンの金利相場は、消費者金融と銀行カードローンの間で少し差があります。

消費者金融の金利は、年率3.0%~18.0%です。


それに対し銀行カードローンでは、年率2.0%~15.0%が相場となっています。

そのため消費者金融から、銀行カードローンへ借り換えるケースが多いと言えます。


具体的に消費者金融から、銀行カードローンへの借り換えによって、利息の負担がどれくらい減るのか検証してみましょう。

以下は、消費者金融と銀行カードローンで100万円の借り入れを、5年間で毎月一定額を返済していく時の利息の比較です。

借入先 金利(年率) 返済総額
(内)利息
消費者金融 18.0% 1,523,573円 579,052円
銀行カードローン 15.0% 1,427,378円 427,378円

上の表から分かるように、年率が3%低い銀行カードローンに借り換えると、返済期間が同じなら、利息を約15万円減らせます。

金利が少し変わるだけで、利息額は大きく変わるということです。

上の例は、あくまでシュミレーションです。実際に銀行カードローンで借入すると、もっと返済負担が増えるケースもあります(あとで詳しく説明します)

借り換えローンを利用する人の割合は?

では借り換えローンを利用する人の割合は、どれくらいでしょうか?

借り換えローン利用者の正確な数値ではありませんが、銀行カードローンの借入金を、他の金融機関かへの返済に充てている人は、銀行カードローン利用者全体の2.3%でした。


また借り換えの一つである、おまとめローンを利用したことがある人の割合は、銀行カードローン利用者のうち2割程度です。

一方でおまとめローンを知っている人の割合はかなり多く、銀行カードローン利用者全体の約8割弱です。


認知度はあるものの、借り換えやおまとめローンを利用する人は少ないのが現状です。

<外部の関連サイト>:銀行カードローンに関する消費者意識調査│全国銀行協会

ちなみに、おまとめローンの利用を検討したことがある人の割合は、カードローン利用者全体の約3割程度です



消費者金融からの借り換え、メリットとは?

メリット1:金利が下がる

借り換えをする上での最大のメリットは、金利が下がることです。

以下は200万円の借り入れをした場合、年率18%から15%の会社に借り換えることで、毎月の利息がどれくらい変化するのかを、シミュレーションした結果です。


    ・借り換え前(年率18%)
    200万円×18%(年率)=36万円(1年間の利息)
    →毎月の利息は3万円

    ・借り換え後(年率15%)
    200万円×15%(年率)=30万円(1年間の利息)
    →毎月の利息は2.5万円



上の計算式から分かるように、返済期間が同じなら金利が3%下がると、毎月5000円負担が軽くなりました。

同じ借入金額なのに、金利を見直すだけで利息が減るのは嬉しいですよね。


ただ後ほど詳しく説明しますが、金利が下がっても返済期間を延ばしてしまうと、利息の総額が増えるケースもあります。

金融機関を変える際には、毎月の返済額や返済期間に注意してください。

借入れ金額がもっと大きければ、借り換えたときの利息の軽減効果はさらに増えます

メリット2:返済計画が立てやすくなる

借り換え(おまとめ)専用ローンを利用すると、返済計画が立てやすくなります。

その理由として、借り換え専用ローンは、毎月の返済額が完済まで一定であるケースが多いためです。


毎月の返済額は、借入金額や会社によって異なるので、借り入れ前に必ずチェックしましょう。

また借り換え(おまとめ)専用ローンの場合、借入中に新たな借り入れをすることは不可としている会社もあります。


借り換え専用ローンにすることで、お金がない時に追加で借りられるカードローンのメリットは失いますが、返済に専念できる利点もあるのです。

<関連記事>:消費者金融で返せない(返済できない)場合、どうなるの?

メリット3:総量規制の例外扱いになる

借り換えは総量規制の対象外

消費者金融での借り入れでは、総量規制の対象になるため、年収の1/3までしかお金を借りられません。

ですが消費者金融から銀行カードローンへの借り換えは、総量規制の対象外(例外)となり、年収の1/3を超える借り入れが可能です。

<外部の関連サイト>:貸金業法Q&A│金融庁


また新たに消費者金融で借り換えをする場合でも、利用者が有利になる借り換えやおまとめなら、総量規制の例外が認められます。

利用者が有利になる借り換えとは、借り換えによって金利が下がり、返済総額が減る場合などを指します。

<関連記事>:貸金業法とは?分かりやすく解説!

総量規制は貸金業法によって定められていますが、銀行は貸金業法ではなく銀行法の規制を受けるので、総量規制の対象外となっています



借り換えローンを利用する時に、絶対NGな行為

ここまで借り換えのメリットを見てきました。

ですが借り換えは方法を間違えると、借り換え前よりも返済負担が増えるリスクもあります。


ここからは借り換えで、やってはいけないNG行為を紹介します。

NG1. 毎月の返済額を減らし過ぎる

借り換えをして金利が下がったからといって、毎月の返済額も減らすのは避けた方が良いです。

返済額を少なくすると、返済期間が延び、利息の支払いが増えてしまいます。


以下は100万円の借り換えで、返済回数20回から40回に増やした返済のシミュレーションです。

借入金額 年率 毎月の返済額/返済回数 返済総額
100万円
(借り換え前)
18.0% 58,245円/20回 1,164,905円
100万円
(借り換え後)
15.0% 31,921円/40回 1,276,838円


金利を下げたものの、返済額を下げ返済回数を増やしてしまうと、支払総額は約11万円も高くなりました。

借り換えをする際は、金利を下げることはもちろん重要ですが、返済回数も気を付けなければなりません。


借り換えをしても返済回数は延ばさず、今まで通りの返済回数にするか、より短い期間で返済することをおすすめします。

NG2. 金利条件を確認せずに借り換える

金利を下げるために借り換えをするのに、今よりも金利の高い会社から借りてしまっては、意味がありません。

金利の比較は、しっかり行いましょう。


金利を見る際には、下限金利ではなく適用金利を確認してください。

たとえば金利が4.0%~18.0%と書かれている会社の場合、4.0%が適用されることはまずありません。


100万円以下の比較的少額での融資だと、上限金利が適用されるケースが多いです。

金利を比べる時は、上限金利や借入金額に適用される金利を、必ずチェックしましょう。

カードローン会社のホームページでは、返済シミュレーションの計算ができるので、借り換え前に確認してみてください

NG3. 違法な業者から借り入れする

たとえ低金利で融資すると持ち掛けられても、違法な業者からは借り入れしないでください。
 
借り換えする代償として手数料や保証料を取られたり、「うちでは融資できないから他の会社を紹介する」と、紹介料を騙し取られるケースがあります。


きちんと貸金業登録をしている会社は、他の会社を紹介したりしません。

もしそういった勧誘を受けた場合は、すぐに断るようにしましょう。

<外部の関連サイト>:違法な金融業者にご注意!│ 金融庁

NG4. 「最低返済額」で銀行カードローンの返済をする

金融機関から借り入れをする場合、最低返済額という毎月最低でも返済しなければいけない金額があり、会社によって基準が異なります。

ただこの最低返済額は、消費者金融と銀行で設定の仕方に差があります。


まず消費者金融は、借入金額が減っても最低返済額は変化しません。

借入時の金額によって最低返済額は決められ、返済が進んでもこの金額は一定です。


しかし銀行カードローンは、残高に応じて最低返済額が変わります。

つまり返済が進み借入残高が減ると、最低返済額も減少していくのです。


NG1. 毎月の返済額を減らし過ぎるでも説明したように、少額での返済を続けると、返済負担は大きくなります。

借り換えで銀行カードローンを使うなら、毎月の返済額は完済まで一定にしましょう。


また返済額が残高によって変わらない、借り換え(おまとめ)専用ローンを選ぶのもおすすめです。

<関連記事>:30万・50万円のお金を借りたら利息はいくら?

お金に余裕がある時は、繰り上げ返済も活用すると、さらに返済負担は軽くなります

NG5. 借り換え後に、新規で借入をする

借り換えをすると、借り換え先の金融機関から新規の借入を禁止されるのが一般的です。

ですが金融機関によっては、新規の借入について関与しないケースもあります。


借り換えた後、借り換え前の金融機関に借入枠が残っていると、その借入枠で追加の借り入れができる場合があります。

ただし借り換えた後に、新規の借入を増やすのは絶対にやめましょう。


負担を減らすために借り換えをしたのに、借金を増やしてしまっては意味がありません。

もし新たな借入をしてしまった場合、債務整理に追い込まれることも覚悟すべきです。



これだけは気を付けたい!借り換えをする上での注意点

新たに借り入れできない可能性が高い

借り換えやおまとめ専用のローンは、借金完済を目的としているため、追加での借り入れを禁止している商品が多くあります。

今までは、借入枠の範囲なら何度でも借入れできましたが、追加での借り入れや新規の借り入れが不可になる可能性があります。


「追加で借り入れできないなら、借り換えの前に戻したい」と思っても、一度借り換えてしまうと元に戻すことはできません。

借り換えは金利が低くなるメリットがありますが、通常のカードローンには、借入枠内で何度も借りられるという良さがあります。


メリット・デメリットを理解した上で、借り換えをしましょう。

また上で書いた通り、借り換え後に借り入れ可能な場合であっても、絶対に追加で借入すべきではありません。

消費者金融が取り扱う借り換えローンは、総量規制を超えた貸し付けを行うこともあることから、返済のみで新規の借り入れはできないケースが多いです

借り換えの審査は厳しい

借り換えは審査が厳しい

借り換えは低い金利で借りられる分、審査は厳しくなる傾向があります。

銀行カードローンでの借り換えは消費者金融に比べると、審査に通りにくいです。


また既存の借り入れが多いと、返済不能に陥るリスクが高いと判断され、審査で大きなマイナスポイントとなります。

借り換えをする時は、現在の借り入れを少しでも減らしてから行うと良いです。

まずは銀行で検討!難しければ消費者金融で

借り換えをしたいと思っても、借入先はいくつもあり、迷ってしまいますよね。

借り換えやおまとめで、一番のオススメは銀行のフリーローンです。


フリーローンは、カードローンよりも大幅に金利が低く、無担保型でも年率5~8%弱となっています。

ただ三井住友銀行のフリーローンなど、一部の銀行では借り換え資金としての利用を、不可としているケースもあるので注意してください。


フリーローンに借り換えれば、金利を10%程度下げられる可能性もありますが、その分審査もかなり厳しめです。

<関連記事>:【元銀行員が解説】おすすめのフリーローンを紹介します!


フリーローンの利用が難しい場合は、銀行カードローンを検討してみましょう。

返済方法に気を付ければ、消費者金融より利息の負担を減らすことが期待できます。


また後ほど、借り換え専用のカードローンについても詳しく解説します。

<関連記事>:銀行カードローンとは?メリットとデメリット・リスクを解説します


銀行カードローンの審査も厳しいようなら、消費者金融で借り換えることもできます。

一部の大手消費者金融では、借り換え(おまとめ)専用ローンを提供しています。


ただ、どの金融機関に借り換える場合でも必ず、借り換え前に比べて負担が軽くなっているか、確認するようにしましょう。

<関連記事>:消費者金融(サラ金)とは?分かりやすく解説!

銀行フリーローンの中には、借り換え資金として利用可能と明記されたものも多くあります

借り換え専用のローンも選択肢に入れてみる

銀行のフリーローンで借り換えが出来れば一番ですが、上でも書いた通り、ハードルが相当高いです。

次に検討すべきは銀行カードローンですが、銀行が提供する専用の借り換えローンという手もあります。


銀行の借り換え専用ローンなら、カードローンに負けない低金利での借入も可能です。

以下は、借り換えにおすすめな銀行の借り換えローンを紹介します。


<東京スター銀行 スターワン乗り換えローン>
東京スター銀行

東京スター銀行では、「スターワン乗り換えローン」という商品があり、複数のローンをおまとめすることも可能です。

スターワン乗り換えローンは、一般的なカードローンに比べて金利が低く、年率12.5%です。


金利は12.5%の固定で、借入金額によって適用金利は変わりません。

また返済の際には、他の大手銀行やコンビニのATMも利用できます。


ただ融資を受けるには、東京スター銀行の口座を開設する必要があるので、時間には余裕を持って申し込みましょう。

<外部の関連サイト>:スターワン乗り換えローン | 東京スター銀行のスターワンバンクローン


<じぶん銀行 じぶんローン>
じぶん銀行

じぶん銀行の「じぶんローン」も、借り換えにおすすめのカードローンです。

auユーザー向けに、借り換え専用の「借り換えコース」が用意されています。


年率1.7%~12.5%と、銀行カードローンの中でも特に低い金利での借り換えが可能です。

またauユーザーなら最大で0.5%の金利優遇があり、スマホ完結で申し込みできます。

<外部の関連サイト>:じぶん銀行カードローンau限定割 | じぶん銀行



以上、消費者金融からの借り換えについて解説しました。

返済の負担を軽くしたい時に、借り換えは有効な手段です。


ただ借り換えローンを利用する際は、借入先や返済方法を慎重に決めるようにしましょう。

この記事のまとめ

  • 借り換えとは、現在の借入よりも金利の低い借入先に乗り換えて、借金を返済すること
  • 借り換えの最大のメリットは、金利が抑えられること
  • 返済期間を大幅に伸ばしたり、金利条件を確認しないで借り換えるのはNG
  • 借り換えの審査は厳しく、追加や新規の借り入れが不可となる場合がある
  • 借り換えの際はまず、銀行のフリーローンを検討してみる

もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員で、このサイトの責任者です。難しい金融の情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!
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