消費者金融にどんなリスクがある?安全な使い方は?

「消費者金融って何となく怖い」というイメージを持っている人は、少なくないでしょう。

ですが消費者金融は、使い方を守れば、安全で便利なキャッシングサービスです。


今回は、消費者金融が安全なサービスと言われる理由や、利用方法について解説します。


消費者金融って安全に利用できる?

総量規制で借り過ぎが防止されている

総量規制で借り過ぎが防止されている

消費者金融などの貸金業者を規制する法律が、「貸金業法」です。

利用者は、この貸金業法によって保護されています。


貸金業法の中でも、キャッシング利用者と特に関係があるルールは以下の3つです。

    ・総量規制
    ・上限金利の引き下げ
    ・行為規制の強化


一つずつ、見ていきます。


総量規制とは、利用者の過度な借入れを防止する規制で、具体的には以下の内容です。

・年収の3分の1を超える借入れは不可
・収入証明書の提出義務を強化


総量規制は、多重債務者が増え続けていたことを背景に、2007年に導入されました。

ちなみに銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、銀行業界の自主規制により年収の3分の1を超える貸付は行っていない銀行が増えてきました

上限金利は引き下げられ、20%を超えることはない

「消費者金融の金利は高そう」というイメージを持っている方もいるでしょう。

貸金業法が改正される前は、消費者金融の上限金利は29.2%と高く、多重債務者が続出する原因となっていました。


しかし貸金業法の改正後は、借入額に応じて上限金利は15%~20%と決められています。

以下の表は、大手消費者金融の金利をまとめたものです。

消費者金融 金利(実質年率) 借入限度額
プロミス 4.5%~17.8% 500万円
SMBCモビット 3.0%~18.0% 800万円
アイフル 3.0%~18.0% 800万円
アコム 3.0%~18.0% 800万円
レイクALSA 4.5%~18.0% 500万円


表から分かる通り、大手消費者金融の上限金利は、18%程度が相場です。

貸金業法が改正されたことで、消費者金融は以前よりも低い金利で利用できるようになりました。


しかし貸金業の登録をしていない、ヤミ金は別です。

違法な営業をしているヤミ金は、利用者に法外な利息を請求します。


具体的には「トイチ」や「トサン」といった言葉のように、「10日で1割」「10日で3割」といった利息となります。

年利で計算すると、トイチは年率365%、トサンは年率1095%となり、いかに法外な利息であるかが分かります。

取立行為は制限されている

取立行為は制限されている

消費者金融による取立行為も、改正貸金業法によって規制強化されました。

たとえば以下の項目が、貸金業法によって禁止されています。

    ・大声を上げたり、暴力を伴う取り立て
    ・正当な理由なく、午後9時から午前8時までの間に、借主に電話したり自宅に訪問する
    ・張り紙や看板などの方法で、借主の周囲の人に借金のことを知らせようとする
    ・借金の返済義務がないにもかかわらず、借主の家族や知人に返済を要求する


<外部の関連サイト>:貸金業法21条「取立行為の規制」


万が一返済が遅れると、消費者金融から自分のスマホへ電話が来ます。ただ一日に何十回も連絡が来ることはなく、1日1~3回(大抵は1回)です。

確認・催促の電話が来たにもかかわらず無視を続けると、担当者が自宅に訪問してくる場合はあります。


とはいえヤミ金のような、暴力的な取り立ては一切ありません。

しかしそのような事態になる前に、返済が遅れないよう計画を立てることが、何よりも大切です。

<関連記事>:【元銀行員が解説】ソフト闇金とは?ヤミ金と何が違うの?

事故情報として登録された後も無視を続けると、給与や財産の差押えなどの法的措置がとられます

無利息サービスを行っている会社もある

大手消費者金融では、利用へのハードルを下げるために、無利息サービスを行っている会社が多くあります。

無利息期間がある大手消費者金融は、たとえば以下です。

消費者金融 サービス内容 適用条件
プロミス 初回の出金の翌日から30日間 メールアドレスを登録し、Web明細サービスを利用
初回契約に限る
アイフル 初回の契約日の翌日から30日間 初回契約に限る
アコム 初回の契約日の翌日から30日間 初回契約に限る
返済期日「35日ごと」で契約


上の表からも分かるように、初回の借入れに限り、30日間無利息となるケースが多いです。

短期間で返済する予定であれば、より少ない利息で借入れすることが可能です。

<関連記事>:無利息期間のあるカードローンの選び方



消費者金融を利用したい!どんなリスクがある?

消費者金融は安全なサービスと紹介しましたが、どんなものでも使い方を誤ればリスクは伴います。

以下では消費者金融を利用する際の、注意点について見ていきます。

資金の使途が自由なため、金利は高め

資金使途は自由だが、金利は高め

消費者金融で借りたお金は、事業性資金以外であれば原則自由に使えます。

生活費の足しにしたり、旅行費用に充てたりと便利ですが、資金使途が自由な分、金利は高めです。


一方で住宅ローンや教育ローン、自動車ローンといった目的別ローンは、資金の使い道が制限されているため、金利は低めに設定されています。

たとえば住宅ローンの金利は平均0.4%~1.4%、教育ローンは平均1.8%~4%、自動車ローンは平均2%~3%ほどです。

<関連記事>:教育ローンの仕組みとは?低金利の教育ローンは?


資金使途が明確な場合は、目的別ローンを使うことも検討してみましょう。

また消費者金融と同じように、使い道を自由に設定できるもので、銀行カードローンやフリーローンがあります。


銀行カードローンの上限金利は15%程度、フリーローンなら上限金利8%程度と、消費者金融よりも低いです。

ただ短期間の借入れの場合、消費者金融の無利息サービスを使うことで、銀行カードローンより良い条件で借入れできることがあります。

またフリーローンは審査がかなり厳しく、気軽に借入れしたい人には向いてません。

<関連記事>:おすすめのフリーローンを紹介します!

ちなみにフリーローンでも、事業目的の借り入れは不可です。事業目的で借りたいなら、ビジネスローンを利用しましょう

住宅ローンの審査に影響がある

消費者金融を含むカードローンの借入れがあると、住宅ローンの審査に不利と言われています。

一般的にカードローンで借入れをしていても、3か月以上の返済遅れがなければ、他のローンに大きな影響はありません。


しかし住宅ローンや自動車ローンなどの大型ローンは、消費者金融の借入れが多いと審査に不利になります。

住宅ローンなどの大型ローンを組む予定があるなら、消費者金融の利用は控えた方が良いです。


また消費者金融を契約しているだけでも、信用情報に残るため、利用する予定がなくなったら、カードローンを解約すると良いです。

気軽に借りられるので、つい借り過ぎてしまう人もいる

消費者金融は最短即日で、気軽に借入れができるのがメリットです。

しかしその分、つい借り過ぎてしまうリスクも伴います。


総量規制によって利用者は年収の3分の1までしかキャッシングできませんが、逆の言い方をすれば、最大で年収の3分の1まで借入れができます。

年収の3分の1の限度いっぱいまで借りたのに、その後何かの事情で給料が落ちたり、無職になる可能性もあります。


このような事態になったとき、預金が無ければ返済に行き詰まるのは確実です。

借り入れ制限があるため、以前に比べて借り過ぎるリスクは減りましたが、それでも返済ができずに債務整理に追い込まれる可能性もゼロではありません。

<関連記事>:貸付自粛制度とは?借金させない制度の使い方と注意点

年収の1/3以上の貸付を行ってた地方の銀行カードローンは、多くの多重債務者を出し、利用者が債務整理に追い込まれる要因となりました

周囲から偏見を持たれることもある

消費者金融は安全なサービスですが、いまだに偏見を持たれることが少なくありません。

消費者金融の利用を家族や友人に話したら、反対される恐れもあります。


そのため家族や周囲の人になるべくバレないように、借入れをしたい人もいるでしょう。

そういった場合は、Web完結申込を使うことがおすすめです。


会社によって差はありますがWeb完結申込では、郵送物なし・来店不要でキャッシングできます。

また条件を満たせば、会社への在籍確認なしに契約できるケースもあります。

<関連記事>:【元銀行員が解説】消費者金融とは?サラ金との違いは?



消費者金融を安全に利用するための、5つのルール

1.返済計画を立ててから借入れをする

返済計画を立ててから借り入れをする

カードローンで借入れをする際に大切なのは、計画を立ててから契約をすることです。

借入金額が増えるほど、利息が大きくなり、返済負担は重くなります。


借入金額はなるべく、必要最低限にとどめましょう。

また大手消費者金融のホームページでは、どれくらいの期間でいくらずつ返していくのか、返済シミュレーションをすることが可能です。


キャッシングする前に、毎月いくら用意する必要があるのかを把握するとよいでしょう。

カードローンには、毎月これだけの金額は最低でも返してほしいという「最低返済額」があり、この金額は会社によって異なるので、チェックしてみてください

2.絶対に延滞はしない

カードローンで返済が遅れると、「遅延損害金」という罰金が追加で発生します。

遅延損害金は、返済日の翌日から発生します。金利は20%で適用されている場合が多く、返済が遅くなるほど、返済負担は増していきます。


また消費者金融で延滞(=61日以上の返済遅れ)すると、信用情報機関に事故情報が記録されます。

事故情報に載ってしまうと、5年間新たな借入ができなくなります。


返済遅れは大きなリスクになることを、十分に理解してから借入れすると良いです。

<関連記事>:消費者金融で延滞するとブラックリストに載るって本当?

3.繰り上げ返済を活用する

「繰り上げ返済」は毎月の決まった額にプラスして、返済をすることです。

繰り上げ返済を活用すると、より短い期間で、返済負担を減らしながら完済することが可能です。


繰り上げ返済には、借入残高を一部返済する「一部返済」と、残高を全て返済する「一括返済」があり、利息の負担を大きく減らせるのは、一括返済です。

しかし少しの額を上乗せして返すだけでも、返済負担を軽くする効果があります。


ボーナスや臨時収入が入ったら、繰り上げ返済に充てることをおすすめします。

<関連記事>:【元銀行員が解説】キャッシングの繰り上げ返済の注意点は?

繰り上げ返済はお得ですが、生活が苦しくならない程度で行いましょう

4.甘い条件をアピールする会社は選ばない

ヤミ金の手口とは

「即日・審査なし」「ブラックでもOK」といった甘い条件を、アピールする会社では借入れしないで下さい。

一見、利用者に優しい会社のような印象を受けますが、これらの会社はヤミ金である可能性が非常に高いです。


ヤミ金でお金を借りると、利息が何倍にも膨れ上がったり、暴力的な取り立てに遭い、生活の立て直しができなくなる場合もあります。

甘い条件を強調している会社を見かけても、絶対に利用しないでください。

<関連記事>:【元銀行員が解説】審査の甘い消費者金融はナゼ危険なの?

5.住宅ローンを組む予定がある人は、利用を控える

上でも説明したように、カードローンでキャッシングをしていると、住宅ローン審査に不利と言われています。

なぜなら住宅ローンの審査では、他社からどれくらい借入れしているのかを重要視するためです。


特にカードローンは他のローンに比べ金利が高いため、返済負担が重いと判断されます。

またカードローンを生活費の足しとして利用している人が多いため、生活に困っている印象を持たれます。


審査落ちするリスクを避けるためにも、消費者金融の利用は控えた方がよいでしょう。

<関連記事>:カードローンや消費者金融の借入があると住宅ローン審査に不利?

借入れがゼロでも、借入れ枠が残っていると、住宅ローンの審査に落ちることがあります



以上、消費者金融のリスクや安全な利用方法について見てきました。

消費者金融は、自分が返済できる範囲内でキャッシングをすれば、とても便利なサービスです。

おすすめの消費者金融を知りたい方は、以下を参考にして下さい。

 【元銀行員が解説】消費者金融のおすすめランキング!


ただ気軽に借入れができるからといって、借り過ぎないよう注意しましょう。

この記事のまとめ

  • 貸金業法の規制により、消費者金融の利用者は保護されている
  • 消費者金融のリスクとして、「他のローンに比べると金利は高め」「借り過ぎ」などが挙げられる
  • 住宅ローンを利用する予定がある人は、消費者金融の利用を控えた方が良い
  • 消費者金融で借入れする際には、返済計画を立て、延滞に気を付ける
  • 審査の甘さをアピールする会社はヤミ金の可能性が高いので、絶対に利用しないこと

もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員。難しいキャッシングの情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!プロフィールはコチラ

人気の消費者金融は?







検索
このサイトの執筆・監修をしています

初めまして。このサイトの管理人で、「もぐお」と言います。元銀行員で、このサイトの執筆・監修を行っています。


ランキング






体験レポ(実際に借りてみた)