【元銀行員が解説】公務員がカードローンでお金を借りる時の注意点は?

公務員は安定している職業とはいえ、付き合いや趣味などで出費が重なることがありますよね。

そんなときに強い味方となるのが、カードローンです。


今回は、公務員がカードローンでお金を借りるときの注意点について見ていきます。


公務員がお金を借りるのはアリ?

公務員のカードローン利用、多い?少ない?

収入の安定した公務員がカードローンを利用する機会は、少ないと思う人は多いはずです。

では実際のところ、公務員でカードローンを利用している人はどれくらいでしょうか?

公務員の銀行カードローン利用者の割合
<出典>:銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告-全国銀行協会より作成


上のグラフから分かる通り、銀行カードローン利用者のうち、公務員の割合は5.4%です。

この数字は一見すると、低いようにも思われます。


しかし日本の労働人口のうち、公務員の割合が約5%であることを考えると、他の職業と比べても少なくありません。

<関連記事>:個人事業主がカードローン審査で知っておきたいこと

公務員は職業としての安定性はありますが、職位によっては、民間の大企業と比べると年収はあまり高くありません。そのため公務員でも、カードローンを利用している人は意外と多いです

公務員は信用力が高い

公務員はあらゆる職業の中でも、金融機関から見て信用力が高いです。

ではなぜ公務員は、信用力が高く評価されるのでしょうか?


なぜなら公務員という職業は、雇用と収入の安定性が高いからです。

公務員であれば、民間企業と違い倒産するリスクがありません。また基本的に、クビになるリスクも低いです。


それに加え公務員は、収入も安定しています。

公務員だと給与や手当は規定で定められていて、基本給は毎月固定です。


民間企業であれば業績によってボーナスに変動がありますが、公務員の場合は必ず年に2回ボーナスが出ます。

年齢や役職が上がれば昇給するので、長い目で見ても収入が安定している職業だと言えます。


カードローンの審査では、収入の大きさ以上に安定性を重視します。

たとえば、年収500万円で収入ゼロの月がある人より、年収350万円で毎月同じ額の給与を受け取っている人の方が、カードローン審査では有利になります。


雇用と収入が安定している公務員は、カードローンの審査に通る確率が高いと言えます。

<関連記事>:審査なしのカードローンってあるの?

公務員が利用できる借入れ制度「地方職員共済組合」

公務員が利用できる借入れ制度「地方職員共済組合」

公務員はカードローン審査に有利ですが、借り入れを考えるにあたって、カードローンに限定する必要はありません。

ほぼ全ての公務員が利用できる、「地方職員共済組合」という借入れ制度があります。


地方職員共済組合とは、公務員が自動車やマイホームの購入、医療費や教育費など、臨時の出費が必要となったときに、保証人・担保なしで貸し付けをしてくれる事業です。
         

カードローン 地方職員共済組合の貸付
使途 問われない 問われる(利用目的が限定される)
金利(年率) (消費者金融)3.0~18.0%程度
(銀行)1.5~15.0%程度
無利息~1.26%
融資までの時間 (消費者金融)最短1時間程度
(銀行)2日~10日程度
1ヶ月前後


上の表では、地方職員共済組合とカードローンの条件を比較してます。

上の表から分かる通り、地方職員共済組合のメリットは、金利の低さです。


営利目的の事業ではないため、金利は最大でも1.26%で、条件によっては無利息で融資を受けられる場合もあります。

ただ地方職員共済組合にも、デメリットがあります。


それは「融資までに時間がかかること」と、「資金の使い道が制限されていること」です。

まず融資を受けるには、審査を受ける必要があります。審査に通過し、貸付決定通知書が送られるまで、2週間以上かかると言われています。


そのため申し込みをしてから、融資までは約1カ月かかると考えた方が良いでしょう。

また地方職員共済組合では、資金の使い道も制限されています。


資金使途として認められているのは、自動車や家電などの購入費、医療費、子供の教育費、結婚費用などです。

ですが旅行費や生活費、税金や保健の支払いとして使うことは不可とされています。

<外部の関連サイト>:貸付事業の詳細|地方職員共済組合


一方、カードローンで借入れした資金は、事業資金以外であれば自由に使えます。

資金使途が制限されたり、融資まで時間がかかっても、金利を重視したいのであれば、地方職員共済組合がおすすめです。


多少金利が高くても、使い道を制限されず、早く借りたい人は、カードローンがおすすめです。

<関連記事>:カードローンとは?わかりやすく解説!

地方職員共済組合の貸付申込みをするには、各支部の貸付担当部署に申告する必要があります



公務員がカードローンでお金を借りる、4つの注意点は?

1.勤務先に「在籍確認」の電話が来る

勤務先に「在籍確認」の電話が来る

カードローンの審査では、手続きの一つに「在籍確認」があります。

在籍確認とは、申告された勤務先で本当に働いているのか、カードローン担当者が職場に電話をして確認する手続きです。


在籍確認でカードローンの利用がバレるのでは、と不安な方もいるでしょう。

しかしこの時、担当者は社名ではなく個人名で電話をしてくれます。


そのため在籍確認だけで、カードローンの申込みが周囲に知られる確率は低いと言えます。

また普段席を外しがちで、在籍確認の電話に出られるか不安な方もいるかもしれません。


そんな時は、同僚に「クレジットカードの審査で電話が来る」などと伝えておくと良いです。

在籍確認は本人が電話に出られなくても、職場に在籍している確認が取れれば完了します。

<関連記事>:在籍確認なし(電話連絡なし)のカードローンってあるの?

2.延滞や金融事故があると審査に落ちる

公務員であっても、信用情報に問題がある人は、審査で落ちてしまいます。

たとえば過去に延滞(=61日以上の返済遅れ)していたり、債務整理などの金融事故があるケースです。


延滞などの金融事故の情報は、信用情報機関に事故情報として登録されます。

事故情報は金融機関の間で共有され、カードローンの審査で必ず確認されます。


そのため事故情報の記録がある5年間は、新たな借入れが不可となります。

スマホ代金の分割払いや奨学金の延滞も、事故情報になるので注意が必要です

3.年収の3分の1を超える借入れは、原則不可

年収の3分の1を超える借入れは、原則不可

消費者金融では総量規制によって、年収の3分の1を超える貸付はできない決まりとなっています。

他社の借入れも含めて、年収の3分の1を超える借入れがすでにある場合、公務員であっても借入れを断られます。


一方で同じカードローンでも、銀行カードローンは総量規制の対象外のため、年収の1/3以上借りることは(法律上は)可能です。

しかし最近では銀行カードローンの審査も厳しい傾向にあり、年収の3分の1を超える借入れが認められないケースが増えています。

<関連記事>:カードローンの上限の借入限度額は?

4.住宅ローンの審査に不利となる可能性がある

住宅ローンの申し込みをする予定がある人は、カードローンの利用を控えた方が良いでしょう。

公務員でもカードローンで多額の借入れがあると、住宅ローンの審査に通過しません。


住宅ローンの審査を有利に進めたい人は、カードローンで借入れしないことをおすすめします。

すでにカードローンの借入れがある人は、今ある借入れを完済してから住宅ローンに申し込むと、審査に通りやすくなります。

<関連記事>:カードローンの借入があると住宅ローン審査に不利?

カードローンやキャッシングの申込履歴もまた、信用情報機関に登録されているので、ウソの申告はバレてしまいます



公務員がカードローンを選ぶポイントは?

公務員がカードローンを選ぶポイントは?<br /><noscript><img src=

カードローン審査に強い公務員ですが、申込先の選択肢が多くて迷ってしまいますよね。

ここからは、公務員の方がカードローンを選ぶポイントを紹介します。

金利を重視するなら、銀行カードローン

金利も重視しつつ、早めに借入れしたいのであれば、銀行カードローンがおすすめです。

銀行カードローンなら、3.0%~15.0%程度の金利で借り入れできます。


消費者金融の金利(5.0%~18.0%程度)と比べると、低めに設定されています。

また融資までのスピードは消費者金融に負けますが、最短で申し込みをしてから翌営業日に借入れすることが可能です。


ただし金利が低い分、銀行カードローンの審査はやや厳しいです。

ですが信用力が高い公務員なら、審査に通る可能性は十分あるでしょう。

<関連記事>:お金を借りるならどっち?消費者金融 vs 銀行カードローン

公務員は銀行カードローンにおいても、審査に通りやすい職業です

公務員専用のカードローンはさらにお得

一部の銀行では、公務員専用のカードローンも用意されています。

条件を満たせば、一般的なカードローンよりも低い金利で借入れ可能です。


ですが利用条件として、地方銀行が提供する一部のカードローンでは、居住地や勤務先が営業区域内であることが求められます。

以下は、公務員専用カードローンの取り扱いがある銀行です。

銀行 名称 金利(年率)
広島銀行 公務員カードローン 2.475%~4.225%(変動金利)
愛媛銀行 カードローン円姫
(公務員・上場企業専用)
4.875%または5.50%
琉球銀行 公務員ローン
(カードローン型)
5.1%(変動金利)
沖縄海邦銀行 公務員カードローン 5.00%(変動金利)

※変動金利型については、2019年9月19日現在の金利を記載しています。


表から分かる通り、公務員専用カードローンの金利は5%前後と、一般的なカードローンの相場よりかなり低いです。

お住まい・お勤めの地域に上記の銀行がある方は、借入先として検討してみると良いでしょう。

即日で借入れしたいなら消費者金融

現在、銀行カードローンは即日融資に対応していません。

そのため即日で借入れを希望するときに選べるのは、消費者金融のみです。


消費者金融の最大の魅力は融資までのスピードで、最短30分で審査結果が出ます。

また申し込みがWebで完結する会社もあります。


即日融資を受けたい人、店舗へ行かずに契約したい人には、消費者金融がおすすめです。

 【元銀行員が解説】消費者金融のおすすめランキング!

無利息サービスを行っている消費者金融もあり、借入期間によっては銀行カードローンより良い条件で融資を受けられます



以上、公務員がカードローンでお金を借りるときの注意点について解説しました。

公務員は信用力が高いため、審査ではとても有利です。


また一般的なカードローンに加え、地方職員共済組合や公務員専用カードローンなどたくさんの選択肢があります。

お金を借りるときは、自分が重視したい条件に合わせて、カードローンを選びましょう。

この記事のまとめ

  • 公務員は信用力の評価が高いので、カードローン審査で有利
  • 公務員ならではの借入れ制度「地方職員共済組合」は低金利だが、融資までに1か月ほどかかる
  • 公務員でも過去に延滞や金融事故があると、審査に通らない
  • 一部の銀行では、公務員専用のカードローンが用意されている
  • 即日で借入れしたいなら消費者金融、金利を重視するなら銀行カードローンがおすすめ

もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員。難しいキャッシングの情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!プロフィールはコチラ

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