カードローン金利の仕組みを元銀行員が解説!利息の計算方法は?金利を下げるには?

カードローンを利用する人なら、誰だって少しでも低い金利で利用したいですよね。

でも、返済負担を軽くしたいと思ったら、単に金利を下げるだけでは不十分なんです。


そのためには、まず金利や利息の仕組を説明します。

次に、金利を下げる方法や、借入れ負担を軽くするための方法を解説します。


カードローン金利の仕組み、利息の計算方法は?
  • カードローンの上限金利は、「利息制限法」と「出資法」で定められている
  • カードローンの借入枠が大きくなるほど、適用される金利帯は下がる
  • カードローンの利息は、「借入金額」「適用金利」「借入の日数」の3つの要素で計算できる
  • 金利を下げるには、低金利のものを選ぶ、無利息サービスを使うなどの方法もある
  • 繰り上げ返済で返済期間を短くすれば、返済総額を効果的に減らせる


あいこ

この記事の執筆者: あいこ

元銀行員のアラサー女子。キャッシング初心者のため、今日も分かりやすく解説します!プロフィールはコチラ


カードローン金利の仕組みを教えます

金利の上限は法律で定められている!

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カードローンに限らず融資の上限金利は、「利息制限法」と「出資法」という、2つの法律で決められています。


<利息制限法>
利息制限法とは、お金の貸し借りで発生する利息を制限する法律です。

以下の通り、借入額に応じて上限金利が定められています。

借入額 上限金利
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%

利息制限法の上限を超えた金利で融資を行った場合、その取引は無効になります。

また利息制限法に違反した貸金業者は、貸金業法により行政処分を受けます。


<出資法>
出資法は、出資や金利を取り締まる法律です。

貸金業者から借りる場合、借入枠に関係なく、上限金利は一律で20%と出資法で定めています。


上限金利が20%という点では利息制限法に似ていますが、利息制限法と違い、出資法では罰則規定を設けています。

上限金利の20%を超えると、違反した業者は刑事罰の対象となります。


つまりカードローンの金利は、どんなに高くても20%を超える事はありません。

20%を超える金利での貸し出しをする業者は、ヤミ金とみなされます。

カードローンの金利相場は銀行と消費者金融で違う

カードローンの金利相場は、銀行と消費者金融のどちらが取引相手になるかで変わります。

具体的に、大手の銀行カードローンと消費者金融カードローンで、各社の金利を見てみましょう。

銀行カードローン 金利(実質年率)
三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%
三菱UFJ銀行 バンクイック 年1.8%~14.6%
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
消費者金融 金利(実質年率)
プロミス 年4.5%~17.8%
SMBCモビット 年3.0%~18.0%
アコム 年3.0%~18.0%
アイフル 年3.0%~18.0%

銀行カードローンの場合、金利の相場は年2.0%~15.0%になります。

一方、消費者金融の金利は、年3.0%~18.0%が相場です。


金利の低さで言えば、銀行カードローンの方が有利なのが分かりますね。

カードローン金利は借入枠の大きさで決まる!

カードローンの金利は、「年3.0%~18.0%」というように、上限と下限の間には大きな差があります。

誰だって、少しでも低い金利で(できれば3%で!)借りたいと思いますよね。

では、カードローンの金利はどうやって決まるのでしょうか?


結論から言うと、カードローン金利は、借入枠(=借入限度額)の金額によって決まります。


たとえば、三井住友銀行カードローンはHP上で、金利を以下のように説明してます。

借入限度額 金利
10万円以上100万円以下 年12.0%~14.5%
100万円超200万円以下 年10.0%~12.0%
200万円超300万円以下 年8.0%~10.0%
300万円超400万円以下 年7.0%~8.0%
400万円超500万円以下 年6.0%~7.0%
500万円超600万円以下 年5.0%~6.0%
600万円超700万円以下 年4.5%~5.0%
700万円超800万円以下 年4.0%~4.5%


表を見ると、借入枠が大きくなるほど、適用される金利帯が低くなっています。

ここで注意したいのは、金利が関係してくるのは実際の借り入れではなく、借入枠という点です。


つまり、同じカードローンで同じ金額の借り入れをしたとしても、借入枠の大きさが異なれば、金利も変わるという事です。

借入枠によって適用金利は異なる

なお初めての利用の場合は、上限金利が適用されるケースが多いです。

どのカードローンでも、初めての利用では、借入枠は小さめに設定されるからです。

たとえば借入枠が50万円でしたら、適用される金利はその会社の上限金利になると思ってください。

遅延損害金には要注意!

遅延損害金とは、返済に遅れたときに通常の利息に、上乗せして支払う追加利息です。

返済が遅れたときのペナルティ(=罰則)と考えると、分かりやすいかもしれません。
カードローンの遅延損害金

上の図の通り、予定の返済日から1日でも遅れたら、その遅れた日数分だけ遅延損害金を払います。

遅延損害金の金利は各社によって違いますが、消費者金融は20%、銀行カードローンは15%から20%弱です。


通常の金利にこれだけの金利が上乗せになるのですから、遅延損害金は絶対に避けたいところですね。



カードローンの利息、いくらになる?

先ほどは、カードローン金利の仕組みを説明しました。

でも、これだけでは不十分です。


というのも返済にあたっては、借入れ元本に加えて利息も返済する必要があるためです。

ここでは利息の計算方法について、解説します。

カードローンの利息、計算方法は?

カードローンの利息は、「借入金額」「適用金利」「借入の日数」の3つの要素で計算します。

この3要素のどれか1つでも大きくなると、利息の金額も高くなります。


カードローンの利息の大まかな計算方法は、以下の通りです。

利息の計算式

たとえば、20万円を金利18%で1か月借りた場合、利息の金額は、以下のように求められます。

借入20万円、金利18%,利息

カードローンの返済にあたっては、上のような計算を毎月行って利息を計算します。

これが利息計算の、大まかな考え方です。

実際の返済では、カードローン会社が勝手に利息を計算してくれます。でも、基本的な計算方法は知っておくと便利ですよ

利息の大きさを決めるのは、金利と返済期間

利息の大きさを決めるのは、金利と返済期間

上の式から分かる通り、同じ金額を借りた場合、金利が高いほど、利息の金額も大きくなります。

また借り入れの日数(=返済期間)の長さも、利息の金額を決める重要なポイントです。


下の表では返済期間ごとの毎月の返済額と、利息総額・返済総額を比較しています。

<借入20万円、金利 年18.0%の場合>

返済期間 毎月の返済額 利息の総額 返済総額
6か月 35,105円 10,627円 210,627円
12か月 18,335円 20,027円 220,027円
24か月 9,984円 39,627円 239,627円
36か月 7,230円 60,280円 260,280円

表を見ると、返済期間が長引くほど、利息の金額が大きくなることが分かります。

カードローンの利息を抑えるためには、返済期間を短くする事が重要です。


ただし返済期間を短くすると、1か月あたりの返済額が増える点には注意してください。

カードローンの金利が違えば、利息はこんなに変わる!

次に、カードローンの金利が変わると、返済利息がどれほど変わるのか見ていきます。

以下は、借入金額30万円、返済回数が40回(=返済期間40か月)の場合の、金利ごとのシュミレーション表です。


<借入金額:30万円、返済回数:40回(か月)>

金利 毎月の返済額 利息総額 返済総額
18.0% 10,028 101,097 401,097
15.0% 9,576 83,037 383,037
12.0% 9,136 65,447 365,447
10.0% 8,850 53,987 353,987
8.0% 8,569 42,750 342,750

(注):返済額・利息の単位は円

上の表から、金利が下がると、返済利息が下がることが分かります。

金利18%と8%で比較すると、毎月の返済額は1500円ほどしか違いませんが、利息の総額は半分以下です。

こうして見ると、やはり金利は低い方が有利ですし、誰だって低い金利で借りたいですよね。以下では、カードローン金利を下げる方法を紹介します。



カードローン金利を下げる or 最低金利で借りる方法とは?

ここでは、カードローン金利を下げる方法や、最低金利でキャッシングする方法を紹介します。

まずカードローン金利を下げる方法は、大きく言って、以下の4つです。

1.低金利の銀行カードローンを選ぶ

2.借入枠を増やして金利を下げる

3.消費者金融の無利息サービスを活用する

4.銀行独自のサービスを使う


方法(1):低金利の銀行カードローンを選ぶ

先ほど見た通り、カードローンの金利は会社によって違います。

消費者金融に較べ、銀行カードローンの方が低金利です。


金利で選ぶなら、上限金利の低い銀行カードローンを選ぶと良いでしょう。

ただ金利が低いカードローンほど、審査も厳しくなります。

金利は低いけど、審査はそこそこのカードローンを選びたいところですね

方法(2):借入枠を増やしてカードローン金利を下げる

上でも説明した通り、借入枠が増えるとカードローン金利は下がります。

この仕組みを使えば、カードローンの適用金利をガンガン下げることができます。


ただし、ここで注意点が2つあります。

一つは、カードローン金利が下がるためには、最低でも借入枠が100万円を超える必要があるのです。

カードローンは、どちらかと言うと少額のお金を借りるための商品のため、100万円を超える借入枠を設定する人は多くないはずです。


注意点の2点目です。

カードローンの借入枠の増額には、必ず審査があります。


利用者の信用力がイマイチと判断されたら、増額申請は通りません。

この方法は、ある程度収入が高い人向けの方法と言えます。

方法(3):消費者金融の無利息サービスを活用する

一部の消費者金融では、一定期間の無利息サービスを展開しています。

たとえばプロミスの場合、初めての利用なら、30日間の利息が0円です。


短期間のキャッシングなら、低金利の銀行カードローンよりも利息を減らせる可能性があります

消費者金融は金利が高いというイメージですが、短期間の借入れなら銀行カードローンより有利になる場合があります

方法(4):銀行独自の金利引き下げサービスを使う

一部の銀行では、その銀行の特定商品を利用していると、カードローン金利を下げるサービスを提供しています。

みずほ銀行は、住宅ローン利用者に限り、カードローン金利を0.5%だけ下げてくれます。


住信SBIネット銀行は、SBI証券口座に残高があるか住宅ローンを利用している場合、カードローン金利を0.5%下げてくれます。

ただ、こうしたサービスを提供しているのは少数の銀行だけで、条件も厳しいです。

使い勝手が良いとは言えません。

カードローンを最低金利で借りるには?

では、カードローンを最低金利で借りるには、どうすれば良いでしょうか?

結論から言ってしまうと、その会社で提供できる借り入れ限度額の上限まで、借入枠を増やすことです。


もう一度、三井住友銀行カードローンの借り入れ限度額と金利の比較表を見ましょう。

借入限度額 金利
10万円以上100万円以下 年12.0%~14.5%
100万円超200万円以下 年10.0%~12.0%
200万円超300万円以下 年8.0%~10.0%
300万円超400万円以下 年7.0%~8.0%
400万円超500万円以下 年6.0%~7.0%
500万円超600万円以下 年5.0%~6.0%
600万円超700万円以下 年4.5%~5.0%
700万円超800万円以下 年4.0%~4.5%

上の表の通り、借入枠を800万円まで増やせば、適用金利は年4.0%~4.5%になります。

審査次第ではありますが、適用金利が最低の年4.0%にすることも可能です。

実際の借り入れは、5万円でも10万円でも良いので、銀行ならではの金利でのキャッシングが可能になります。


ただ借入枠を800万円まで増やすということは、それだけ審査基準も厳しくなります。

よほど高額のお給料を持っている人でないと、この手法は使えません。

借入枠を上限まで引き上げるのは審査が相当厳しく、最低金利が適用される人はごく一部です



キャッシングの金利を下げるだけじゃ、意味がない!

上では、金利を下げる方法を紹介しました。

ですが返済負担を考えた場合、金利を下げるだけでは不十分です。

大切なのは金利よりも返済総額!

そもそも、なぜ金利を下げたいのかと言うと、返済の負担を少しでも軽くすることが目的のはずです。

でも、返済の仕方によっては、金利を下げても返済負担が重くなることも十分ありえます。

金利 返済回数(毎月の返済額) 利息総額 返済総額
18% 20回(17,473) 49,465 349,465
16.5% 25回(14,261) 56,539 356,539
15% 30回(12,053) 61,592 361,592
12% 40回(9,136) 65,447 365,447

上の表は、借入れ30万円で、金利と返済回数(毎月返済)を変えた場合のシュミレーションです。

金利が下がってるはずなのに、トータルの返済利息(と返済総額)が逆に大きくなっています。


なぜ、こんなことが起きるのでしょう?

先ほどの、利息の計算方法の説明を思い出してください。


カードローンの利息を決めるのは、「借入金額」「適用金利」「借入の日数」の3つです。

上の表を見てもらうと、適用金利は下がってるのに返済回数(=借入の日数)を増やしたせいで、トータルの利息が大きくなってしまったのです。


確かに金利を下げるのも大事ですが、借入負担を減らしたいと思ったら、それ以上に「返済総額」を意識した方がよいでしょう。

上でも見た通り、金利を下げるのは難易度が高めです。それより、返済総額を減らすための工夫を考えましょう!

返済総額を減らすには何をすればよい?

では、返済総額を減らすには、どうすればよいでしょう?

(1)金利を下げる
適用金利を下げることです。金利の下げ方は、上で見た通りです。


(2)借入額を減らす
単純な話ではありますが、借入額を減らせば、その分だけ返済利息も減らせます。

そもそも、カードローンの金利は他のローンに較べて、少し高めです。

だからこそ、カードローンでのキャッシングは必要最低限に抑えるべきです。


(3)返済の前倒しをする
借入れ日数が多いほど、返済総額もそれだけ大きくなります。

カードローン会社では、毎月1回だけ最低返済額を払ってくれば良いとしていますが、それに素直に従う必要はありません。


手元に余分なお金が入ってきたら、その分だけ返済に充てましょう。

これを「繰り上げ返済」と言います。

繰り上げ返済とは

上図の通り、繰り上げ返済した分は元本の返済に回され、その分だけ利息を返済せずに済みます。

これを繰り返すだけで、返済負担を大幅に減らすことも可能です。

是非、検討して見て下さい。



以上、カードローン金利の仕組みや、利息の計算方法について解説しました。

金利を下げることは大事ですが、借り入れ負担を減らすためには、返済総額を減らすことがもっと大事、という話をしました。


カードローンは便利ですが、後々に自分を苦しめることがないよう、賢く活用しましょう。


あいこ

この記事の執筆者: あいこ

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