ヤミ金とは?その悪質な手口を紹介します!

ヤミ金と言ったら、どんなイメージがありますか?

おそらく「怖い取り立てをされる」イメージを抱いている人が多いでしょう。


実際ヤミ金を利用すると高い利息を請求され、返済できないと怖い取り立てに遭います。

場合によっては、日常生活が送れずに夜逃げする人もいます。


今回はヤミ金の悪質な手口について、詳しく紹介します。


ヤミ金ってどんな業者なの?

本題に入る前に、「ヤミ金」とはどんな業者のことを指すのか、確認しましょう。

ヤミ金とは違法な貸金業者

ヤミ金とは違法な貸金業者

ヤミ金とは、違法な貸し付けを行う悪徳の金融業者のことです。

貸金業を行うために、国や都道府県から登録を受ける必要があることを、貸金業法では定めています(貸金業法第三条 )。

貸金業法第三条
貸金業を営もうとする者は、二以上の都道府県の区域内に営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては内閣総理大臣の、一の都道府県の区域内にのみ営業所又は事務所を設置してその事業を営もうとする場合にあつては当該営業所又は事務所の所在地を管轄する都道府県知事の登録を受けなければならない。


この法律に従わず、無登録で貸金業を行っているのが闇金です。

また仮に登録を行っていても、出資法の上限金利を超える条件で貸付をしていればヤミ金行為にあたります。

<関連記事>:貸金業法とは?分かりやすく解説!

金利は最高でも20%までと定められています。それ以上での貸付は違法です。

消費者金融とは全くの別物!

消費者金融をヤミ金だと思っている人もいますが、それは全くの誤解です。

消費者金融はヤミ金と違い、法律に従って営業している健全な貸金業者です。


確かに「消費者金融=高金利」というイメージがあるかもしれませんが、それも利息制限法で決められた範囲内に設定されています。

また取り立てについても細かいルールが定められており、返済しないからといって好き勝手に取り立てをすることはできません。


正規の貸金業者を利用している限り、法外な利息を請求されたり、危険な取り立てに遭うことはありません。

<関連記事>:【元銀行員が解説】消費者金融とは?サラ金との違いは?

すぐにヤミ金だとは分からない場合も

すぐにヤミ金だとは分からない場合も

利用者の中には、ヤミ金とは知らずにお金を借りてしまう人もいます。

なぜそんなことが起きるかというと、ヤミ金だとバレないように営業していることが多いからです。


よくあるのが、実在する会社名や似た会社名を名乗ったり、架空の登録番号を掲げたりするパターンです。

どこかで名前を聞いたことのある会社や、公的な機関の許可を受けている(ように見える)会社に対して警戒心を抱く人はあまりいませんよね。


そうした心理をうまく利用して、ヤミ金だと気付かれないようにしているのです。

<関連記事>:ヤミ金でお金を借りた人の体験談を紹介します

ヤミ金だとバレる前に契約させてしまおう、というわけですね。



ヤミ金を利用すると、どんな被害を受けるの?

違法な高金利を課される

「トイチ」や「トサン」といった表現をご存知ですか?

これらは利息を表す言葉で、それぞれ「10日で1割」「10日で3割」という意味です。


ちなみに年率(単利)で言い換えると、トイチは年率365%、トサンは年率1095%にあたります。

複利だとトイチは年率3142%、トサンだと年率100万%以上になります。


利息制限法が定めている上限金利は年20%ですから、ヤミ金はとんでもない高金利を設定していることが分かりますよね。

<関連記事>:実質年率とは?元銀行員が解説!金利と何が違うの?

払えないと悪質な取り立てにあう

払えないとヤミ金から悪質な取り立てにあう

ヤミ金を利用して返済できなかった場合、悪質な取り立てにあうのが怖いところです。

借金の取り立てというとマンガやドラマなどに出てくる、暴力的なシーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?


先ほどもお伝えしたように、過剰な取り立ては法律で禁止されています。

しかしヤミ金はそれを無視して、あの手この手で借金の返済を催促してきます。

関連記事:ヤミ金体験談(7):返済するつもりなくヤミ金でお金を借りる

そもそもヤミ金は違法業者ですから、法律には従いません。借金回収のためなら、何でもします。

家族や職場に影響が及んだり、最悪事件に発展することも

ヤミ金に借入の申込をする際、住所や連絡先、勤務先などの情報を記入します。

個人情報を記入するのは正規の貸金業者でも同じですが、ヤミ金の場合、その情報を悪用して様々な嫌がらせをしてきます。


例えば利用者本人だけでは返済できない場合、借金とは無関係の家族や職場にまで連絡がいく可能性があります。

また留守中にヤミ金が来て勝手に室内を荒らされたり、もし家にいれば殴る蹴るの暴行を受ける危険性もあります。

コラム:なぜヤミ金を利用する人がいるの?

実はここ10年ほどで、ヤミ金の被害は減少しています。

次のグラフをご覧ください。

ヤミ金の検挙事件数
ヤミ金に関する相談件数
<出典>:平成30年における生活経済事犯の検挙状況等について|警察庁

これを見ると分かるように、過去10年間で無登録・高金利事犯(=ヤミ金)の検挙事件数は減少しています。

またそれを裏付けるように、ヤミ金に関する相談件数も減少しています。


お金がどうしても足りない場合だろうと、おそらくヤミ金を積極的に利用したいという人は、ほとんどいないでしょう。

全銀協が行った調査でも、回答者の約97%が「必要があっても(ヤミ金を)絶対に利用しない」と答えています 。

<外部の関連サイト>:銀行カードローンに関する消費者意識調査結果報告|全国銀行協会


それにも関わらずヤミ金を利用する人がいるのは、一体なぜでしょうか?

よくあるのは正規の貸金業者から借入ができず、ヤミ金に手を出すパターンです。


ヤミ金を利用する人がいるのは、一体なぜでしょうか?

多重債務に陥っている人や過去に債務整理をした人などは、まともな業者から借入しようと思っても審査で落とされてしまいます。

その状態の人にお金を貸すのは、ヤミ金くらいしかありません。


「お金が必要だけど、まともに貸してくれるところがない」となった時、仕方なくヤミ金に手を出してしまうのです。

減っているとはいえ、ヤミ金の被害に遭う人は後を絶ちません。十分気を付けて下さい。



ヤミ金業者の悪質な手口を紹介します!

債務者のリストを買い、電話やDMで連絡

ヤミ金は名簿業者からリストを買い取り、そこに載っている人へ電話やDMなどで連絡を取ります。

よく使われるのは、債務者のリストです。


今までにお金を借りたことがある、あるいは今現在借金をしている人は、お金に困っている可能性が高いからです。

特に自己破産した人や多重債務者など、一般の業者では審査に通らない人がヤミ金のターゲットになります。


また意外なところでは、専業主婦もヤミ金に狙われます。

なぜかというと専業主婦本人には収入がなく、正規の貸金業者から借入をするのは難しいからです。

電柱にチラシを貼ったり、水商売の求人情報誌に広告を載せていることもあります。

甘い条件を謳って客をおびき寄せる

ヤミ金は「ブラックでもOK」「審査なし」「未成年でもOK」といった宣伝文句を使っていることが多いです。

まともな金融機関ならありえない甘い条件を謳うことで、「この条件なら利用したい」と思わせるのが狙いです。


ですが甘い言葉に誘われて申し込みをすると、実際には厳しい条件を突きつけられます。

家族や職場に借金のことをバラすと脅す

返済が遅れると「借金をしていることを、家族や職場にバラす」と脅されます。

まともな貸金業者なら、正当な理由なしに利用者の勤務先などへ連絡することはありません(貸金業法第21条3項)。


ですがヤミ金は正当な理由があってもなくても電話をかけますし、勤務先や自宅の電話番号なども申込の際に知られています。

もしヤミ金を利用していると家族や職場に知られたら、利用した本人は非常に肩身の狭い思いをすることになります。


そのため家族や職場のことを出されると、利用者は「なんとしても周囲にバレないうちに返済しないと」という気になるのです。

無言電話や張り紙などの嫌がらせ

ヤミ金というと、突然自宅に押しかけて暴力を振るうイメージがあるかもしれません。

ですが実際には悪質な嫌がらせで、利用者を精神的に追い詰めることが多いです。


よくあるのは、ひっきりなしに電話を掛けてくるパターンです。

正規の貸金業者なら電話できる時間帯や回数にも制限がありますが、ヤミ金は昼夜関係なく、一日に何回でも電話をかけてきます。


何十件も着信履歴があったり、無言の留守電メッセージが大量に残っていたら気持ち悪いですよね。

また「早く返せ」などと書いた紙を自宅にベタベタ張られたり、勝手に出前を注文されたりします。


さらに悪質なケースでは、勝手に警察や救急車などを呼ばれることもあります。

家族や近所の人に迷惑がかかり、利用者本人も強いストレスを感じるでしょう。

どんなことをしたら利用者を追い詰められるか、ヤミ金はそれを分かったうえで嫌がらせをしています。

押し貸し、返済を終わらせない

押し貸し、返済を終わらせない

一度返済が終わっても、むりやり新たな貸し付けをされる可能性があります。

完済後にヤミ金から「融資可能な額が増えたので、また利用しませんか?」と連絡が来ることがあります。


相当お金に困っていない限り、再度ヤミ金から借入しようと思う人はいないでしょう。

しかしその申し出を断ると、勝手に客の口座にお金を振り込んで貸付したことにする、押し貸しという手口を使ってきます。


また返済日になっても客に振込先の口座を教えない、という手口もあります。

ヤミ金はその時によって振込先が変わるため、口座を教えてもらわなければ当然返済ができません。


そこで利用者がヤミ金に問い合わせても、担当者は不在だと言われるだけです。

利用者の返済が遅れるようにすることで、より多く利息を払ってもらおうというのがヤミ金の考えです。

<関連記事>:ヤミ金体験談(9):ヤミ金で押し貸しをされて、利息を支払わされ続けた

暴力をともなう取り立て

ヤミ金も以前に比べると、取り立てで暴力を振るうことは少なくなりました。

利用者に危害を加えると、傷害罪で逮捕される可能性があり、ヤミ金にとってリスクが高いからです。


先ほど紹介したデータからも、ヤミ金の相談件数は減少傾向であることが分かります。

しかしヤミ金が暴力的な手段を使って、借金を回収しようとする危険性は十分あります。


殴る蹴るなどの暴行のほか、突然車に乗せられ拉致されることもあります。

万が一取り立てで暴行を受けた場合は、すぐ警察に相談してください。

何か証拠があれば警察も動いてくれます。写真や音声、あとは体のアザなども証拠になります。



ヤミ金の被害に遭わないためには?何をすべき?

利用しないのが一番!

ヤミ金の被害に遭わないためには、ヤミ金に関わらないのが一番です。

正規の貸金業者から借入ができない場合でも、ヤミ金を利用する以外でお金を作る方法がないか考えてみて下さい。


例えば不要な物を売ってお金にしたり、友人や親戚にお金を借りたりできないでしょうか?

<関連記事>:【元銀行員が教える!】お金がない時の乗り切り方は?


また条件によっては、生活福祉資金貸付制度などの公的な制度を利用できる可能性があります。

公的制度にも審査があり確実に借入ができるとは限りませんが、こういった制度があることを知っておいて損はないはずです。

<外部の関連サイト>:生活福祉資金貸付制度|厚生労働省

金銭的に苦しいからといってヤミ金に手を出すと、余計苦しい思いをすることになります。絶対に手を出さないでください。

ヤミ金を見抜くポイントを知っておく

ヤミ金を利用しないためには、ヤミ金だと見抜くポイントを知っておくことが大切です。

広告やチラシなどを見て、次の項目に該当する業者はヤミ金の可能性が高いです。


・営業時間が異様に短い
これも利用者に返済させないための手口です。

営業日を少なくし、営業時間も極端に短くすることで、利用者は問い合わせがしにくくなります。


・連絡先が携帯の番号
貸金業を営む場合、固定電話を設置する必要があります。

もし連絡先が固定電話ではなく携帯の番号だった場合、そこはまともな業者ではないと思ってください。


・本当に登録を済ませた業者かチェック
貸金業の登録番号が載っていても、それが本物とは限りません。

登録番号が載っているか、またその番号が本物かチェックしましょう。


登録貸金業者かどうかは、金融庁のサイトで調べることができます。

また日本貸金業協会のサイトでは、ヤミ金業者の検索ができるので、こちらも活用してください。

<外部の関連サイト>
登録貸金業者情報検索入力ページ
ヤミ金被害の実例と悪質業者の検索 | 日本貸金業協会

一つでも該当したら、そこは利用しない方が安全です。

ソフト闇金にも注意!

最近、新たに「ソフト闇金」と呼ばれる業者が出てきました。

ソフト闇金はヤミ金ほど利息が高くなく、取り立ても厳しくないのが特徴です。


しかし法外な金利で貸付を行っているため、違法業者であることに変わりはありません。

「なんとなくヤミ金より怖くなさそう」と、気軽に利用しないよう注意してください。

<関連記事>:ソフト闇金とは?ヤミ金と何が違うの?

ヤミ金を利用してしまったら弁護士等に相談

ヤミ金を利用してしまったら弁護士等に相談

ヤミ金は違法な業者ですから、法外な利息を請求されても支払う必要はありません。

しかし支払う義務がないからといって放置していると、いつまでも取り立てや嫌がらせを受けることになります。


ヤミ金からお金を借りてしまったら、弁護士に相談してください。

ただし弁護士なら誰でもいいわけではありません。

できるだけヤミ金に詳しい、またはヤミ金対策を専門にしている弁護士に依頼しましょう。


弁護士が間に入ることで、ヤミ金は直接利用者に接触することができなくなります。

早ければ相談した日のうちに、ヤミ金からの激しい取り立てや嫌がらせがストップします。


どこに相談したらいいか分からないという方は、法テラスに一度相談してみて下さい。

内容に応じて、適切な相談先を無料で案内してもらえます。

<関連記事>:ヤミ金で困ったら、どこに相談すれば良い?



以上、ヤミ金の手口について見てきました。

ヤミ金に手を出すと法外な利息を課され、悪質な取り立てに遭います。


どんな理由があっても、絶対にヤミ金を利用してはいけません。

万が一利用してしまった場合は、早めにヤミ金に詳しい弁護士に相談してください。

この記事のまとめ
  • ヤミ金とは貸金業者登録の有無にかかわらず、違法な貸し付けを行っている業者のこと
  • ヤミ金の主なターゲットは、一般の金融機関からは借入ができない人
  • 借金を回収するために、ヤミ金は悪質な嫌がらせや取り立てをしてくる
  • ヤミ金かもしれないと思ったら、金融庁などのサイトで正規の業者か確認しよう
  • ヤミ金を利用してしまったら、ヤミ金に詳しい弁護士に相談

もぐお

この記事の執筆者: もぐお

元銀行員。難しいキャッシングの情報を分かりやすくお伝えできるよう、頑張ります!プロフィールはコチラ



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