ヤミ金体験談(7): 簡易診断サイトでヤミ金に誘導された男の話

三重県でサラリーマンをしている、29歳のタカアキです。

生まれも育ちも三重県、大学進学と就職まで三重県で済ませた生粋の田舎者です。


これまで好きなものや趣味と呼べるものもなかった私も、大学に入りパチスロにどっぷりハマっていきました。

この趣味が災いしてヤミ金に手を出してしまうのですが、今からどのようにしてヤミ金地獄に陥ってしまったのか、詳しく話していきます。


なぜヤミ金でお金を借りようと思ったのか

私が育ったのは、こんな環境でした

私の生まれ育った町、大学生活をしていた町は三重県の田舎。

周りを見渡しても娯楽らしい娯楽なんてなく、大きな建物といえば、イオンかパチンコ屋くらいのものです。


こんな環境にいると、高校を卒業すると男性はみんな、パチンコか風俗にハマります。

仕事や大学で県外に出ていく男性は新生活に刺激もあり、希望に満ち溢れているものです。


ですが地元に残る男性は就職、進学と次のステップに進んでも、特に何も変化がなく、いつもと変わらない日常が待っているのです。

なので刺激を求めてパチンコや風俗にハマってしまうわけで、例に漏れず私もその一人だったわけです。

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パチスロ漬けの大学生活

さて、大学生の頃にどっぷりハマったパチスロですが、どれだけ負けてもバイト代の中でやりくりをしていました。

実家暮らしで奨学金も借りており、車なども持っていなかったので、毎月の出費というのが特にない状態で、自分で稼いだバイト代が丸々お小遣いと言った感じでした。


金欠の状態で遊びに行ったり飲みに行っても、お金を貸してくれたり、パチンコ、パチスロで勝ったからといって奢ってくれる友人もいました。

なので金欠になっても、特に困ることはなかったのです。


そして借金をするということも学生の私の頭にはなかったですし、学生に貸してくれる消費者金融もないので、借金をすることなく大学生活を終えました。

単位もギリギリながら卒業が決まり、パチスロ漬けの大学生活も終わりを迎えました。

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むしろ社会人になって、パチスロの消費がヒドくなった

就職したのは地元の広告代理店で、私は営業として入社が決まりました。

今になって考えると、この「営業」という選択も大きな間違いでした。


営業という職種上、自由な時間が非常に多いですし、私の会社はルート営業ではなく飛び込み営業がメイン。

サボろうと思えば、どれだけでもサボれる環境なのです。


就職して間もなくは先輩の付き添いで付いて回っていましたが、一人になると好きな場所に、どこにでも行けます。

当然、行くのはパチスロです。


初めの頃は仕事を頑張る日もありましたが、次第に出社して朝の準備をするふりをしてから、パチンコ屋へ行きました。

定時になったら会社に戻り、タイムカードを押してパチンコ屋へ戻るというルーティーンでした。

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まずは消費者金融に手を出した

そんなペースでパチスロをしているとお金が持ちません。

しかも私が社会人になってすぐは、爆裂AT機が出始めた時ということで、とにかく吸い込みも凄かったのです。


そんな生活を続けているうちに、必然的に消費者金融に手を出しました。

初めて審査、借り入れをする時は緊張しましたが、やはり慣れてくるものです。

少し時間が経つと、まるで「貯金を引き出す」ように借金をするようになっていました。

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どうやってヤミ金の会社を選んだか

負ければ借金、勝てば風俗という生活

まだ社会人になって間もない私でしたが、合計2社で50万円ほどに借金が膨らみました。

「勝ったら返済しよう」という気持ちもありましたが浪費癖もあり、負ければ借金、勝っても風俗や交際費に使っており、全く借金が減らないどころか増える一方の状態。


月々の返済も原本のみの月や延滞も目立つようになり、増額や新規借入が難しくなった時に初めて焦りました。

大手消費者金融での審査はことごとく落ち、インターネットで調べた審査が通りやすい中小消費者金融でも審査を試しましたが、ダメでした。


ですが別に借金をできなくなったからと言って、生活に困るわけではありません。

あくまで今日、明日パチスロをするために必死になって、金策に回っていました。

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ネットの「借入診断」経由で、ヤミ金業者へ

そこで出会ったのが、インターネットの「簡単借入診断」なるものでした。

現在の借入額などの必要な項目を入れると、融資できそうな消費者金融を探してくれるというものです。


そこに自分の借り入れ状況などを入れると、すぐに融資可能と謳った消費者金融のホームページに飛ばされました。

聞いたことのない会社名でしたが、爽やかな笑顔の女性の画像が出迎えてくれ、最もらしいホームページだったことを覚えています。


「自分で借り入れをする会社を選んだ」というわけではなく、「ヤミ金に誘導されていた」のです。



ヤミ金でキャッシングした、詳しい経緯

家族の情報まで入力させられる

そのホームページでは「Web審査→担当よりお電話」という流れで、まずはホームページで必要事項を入力しました。

この必要事項の入力ですが、一般的に大手消費者金融で聞かれること以外に、親や兄弟、家族や彼女の名前、連絡先まで入力させられました。


普通ならこの段階でおかしいと思うものですが、この時はとにかく「お金を借りてパチスロをしたい」という気持ちに支配されており、冷静な判断ができなかったのです。

Web審査に必要な項目を入力、送信してから、恐らく1時間ほど経った頃に着信がありました。

携帯番号からの着信です。

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彼女の連絡先がウソだったことが、バレる

電話に出ると優しい声の男性で、本人確認をしてきました。

その優しい声に安心し、色んな情報を喋ってしまいました。


融資の話がスムーズに進んでいるかと思いきやいきなり、「彼女さんに電話したら現在使われておりません、と言われましたが電話番号間違っていませんか」と聞かれました。

この時に初めて「ヤバい!」と感じ、嫌な汗が出てきました。


「彼女は巻き込みたくないのでウソの番号を書いてしまいました」

私は正直にそう答えました。


「まあ他の番号は通じたのでいいですよ」

と言い、実家の近くには何があるのか、根掘り葉掘り聞かれました。

借り入れを断るも、拒否される

もう私は正気ではなくなり、なんとか電話を切りたい、お金を借りたくないという気持ちで一杯でした。

何とか勇気を振り絞り「融資をキャンセルしたい」と伝えました。


すると相手の声のトーンがいきなり変わりました。

「もう申し込みをしているので無理です」「親に電話しますよ」「今もう振り込んだのでキャンセルは無理です」


そういって無理やり口座にお金を振り込まれ、押し貸しのような形で初めてヤミ金に手を出してしまいました。

利息は10日で5割!

借りたお金は5万円、10日に5割の利息が付くというものでした。

ですが5万円借りても振り込まれたのは2万5千円で、始めに利息として2万5千円が引かれていました。


そして10日後に5万円を返すという説明も受けました。

そこで何とかヤミ金との関係を切りたかった私は誰かに相談するわけでもなく、「2万5千円をパチスロで増やして、10日後に5万円振り込めばいいか」と考えてしまいました。

典型的なパチンカスの発想です。

完済を受け付けてもらえない

なんとか10日後に5万円用意できた私は、返済先の振込口座を聞くためにヤミ金に電話をかけました。

「返済日ですが、5万円払って完済したい」


そう伝えましたが、ヤミ金から返ってきた答えはNOでした。

「完済はできません」「5万円返済してもまた2万5千円振り込みますよ」


完全にドツボにはまってしまいました。

大手消費者金融での返済もある中で、10日ごとに2万5千円の利息を払っていくのは不可能です。


すぐに返済不可能になりましたが、そんな時にタイミングよくケータイに飛び込んでくる「ブラックでも融資可能」のショートメッセージ。

ヤミ金への返済のために、またヤミ金に手を出し、結局ヤミ金との付き合いは3社まで増えました。

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ヤミ金で借りたお金はその後どうなったか?

悩んだあげく、ヤミ金に強い弁護士に依頼

支払えなくなった私はどうするべきか色々と考え、食事もろくに喉を通らない状態になりました。

やはり一番のネックは「ヤミ金からお金を借りているのを親にバレたくない」ということでした。


そこで私はインターネットで調べ、「即日督促がストップする」と謳っていたヤミ金問題に強い弁護士に相談しました。

1件5万円で計15万円の費用が必要でしたが分割も可能で、ヤミ金に支払い続けるより得策だろうと思ったからです。


結局2社はすぐに引いたものの、1社はまだ借入して間もないということもあり、相当嫌がらせをされました。

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ヤミ金業者の嫌がらせにより、仕事も彼女も失うハメに

親や兄弟への電話はもちろん、会社にも私の営業所だけでなく他の営業所にも嫌がらせの電話が鳴り続け、全く業務にならない状態に。

この嫌がらせは3日ほど続き、その後もたまに電話がかかってくるという状態が1か月ほど続きました。


会社では厳重注意となりましたが居心地が悪くなり、私の方から自主退社することになりました。

もちろん親からはこっぴどく怒られ、借金があると分かり彼女も離れていきました。


借りたお金に関しては全てヤミ金への返済、パチスロに消えていき、残ったのは借金のみです。

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(まとめ)ヤミ金の利用を考えてる人へのアドバイス

漫画もあるけど、甘い世界ではない

今では金利も対応もソフトな「ソフトヤミ金」なるものまでありますし、映画化もされた漫画「闇金ウシジマ君」の大ヒットもあり、ヤミ金という存在も身近になっています。

ですがヤミ金はそんなに甘いものではありません。


ヤミ金は始めから返済不可能になる事を分かっていて暴利でお金を貸し、お金だけでなく家族、人間関係、仕事まで奪います。

ヤミ金で借りる前に、一度、冷静さを取り戻して!

ヤミ金で借りるとき、審査をする時には、大手消費者金融を利用するときにはない「違和感」があります。

ヤミ金でお金を借りようとする人は大体は正常な感覚を失っている場合が多いですが、必ず落ち着き、冷静になって思いとどまるようにして下さい。


ヤミ金でお金を借りるということは、自分で破滅への一歩を踏み出すのと同じことなのです。

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