名義貸しとは?そのリスクは?ローン関係は絶対NG!

「名義貸し」は何となく良くないこと、ぐらいのイメージを持っている方もいるかもしれません。

もちろん中には、「名義貸しなんて自分には関係ない」と感じている人がいるでしょう。


ですが、そのリスクをよく知らなかったせいで、名義貸しで痛い目に会った人は大勢います

今回は、名義貸しのリスクについて詳しく見ていきます。


名義貸しって、そもそも何?

名義貸しとは

まず、名義貸しの基本から、おさらいします。

名義貸しとは?

「名義貸し」とは、自分の名義を別の誰か(知り合いとか家族とか)に貸し、その誰かが自分名義で契約することを指します。

たいていは、ローン関係の契約で名義貸しが行われることが多いです。

当然ですがこれは違法行為でして、金融機関・貸金業者ともに厳しく禁じております

名義貸しが行われる理由

名義貸しは違法なのに、なぜ行われるのでしょうか?

よくあるのが、自分名義ではローン審査に通らないため、知人にお願いして名義を貸してもらう、といったケースです。

特に、いわゆる「ブラックリストに載った」人は絶対に審査に通らないため、名義貸しに頼るケースは少なくありません。


もちろん、名義を借りた相手がキチンと返済できれば、名義を貸した人が困ることはありません。

ですが、自分名義で借り入れができないということは、間違いなく過去に金融事故を起こしたと見て間違いありません。

そうした人が律儀に返済するケースは少なく、名義貸しをした方は高確率でトラブルに巻き込まれることになります。

<関連記事>:消費者金融で滞納するとブラックリストに載るって本当?

名義貸しのよくあるケース

ここでは、名義貸しに巻き込まれる典型的なケースを見ていきます。

1.親族や親しい友人からお願いされるケース
2.何も聞かされず名義を勝手に使われて申し込まれるケース
3.アルバイトと偽り名義貸しの被害に遭うケース



一般的に多いのは、1番目のケースです。

親交の深い人から真剣にお願いされてしまうと、断れない人もいるかもしれませんが、絶対に断りましょう

名義貸しを依頼しているということは、その人がお金にルーズな証拠です。

「借金は必ず返す!絶対に迷惑をかけない」と言われても、その後、借金を返せないケースがほとんどです。


2点目のケースは名義冒用(ぼうよう)と言って、厳密には名義貸しとは違います。

とはいえ、申し込み者の名義と実際の利用者が違う点では同じです。

後述しますが、名義貸しでは支払い義務は名義を貸した本人が負うことになりますが、名義冒用の場合は免れるケースも多々あります。


名義貸しは貸した側にも責任がありますが、名義冒用は名義を使われた側も被害者になるからです。

ですが名義冒用により、それ以降のクレジットカードやローンが通らないケースもあります。

個人情報の管理にも、注意を払う必要があります。

<外部の関連サイト>:身に覚えのないカードローン(相談事例と解決結果)_国民生活センター


また3点目のアルバイトのケースは、簡単に稼げるアルバイトと謳って、数万円を渡す代わりに名義貸しで、クレジットカードやローンを申込ませるという方法です。

大学生などの若い方が被害に合うケースが多く、無知なだけに軽い気持ちで行ってしまうようです。



名義貸しのリスク・対処法について

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名義貸しにはリスクしかない

名義貸しは、依頼した人が悪いのは言うまでもありません。

しかし万一、クレジットカードやローンを名義貸しで審査が通過した場合、リスクを負うのは名義貸しをした本人になります。


さらに言えば名義貸しを依頼した人に、法律上の罪を問うことは難しいです。

一方で名義貸しをした本人は、カード会社や消費者金融から詐欺罪に問われる可能性があります。

以上のように、名義貸しにはリスクしか存在しないので、多少の恩がある人から名義貸しを頼まれても、絶対に応じてはいけません。

<関連記事>:消費者金融で勝手に借りられた!他人名義のカードローンの対処法は?

支払い義務は名義を貸した人間が負う

名義貸しを依頼する側は、「支払は必ず自分がやるから。あなたに絶対に迷惑をかけない」などと言うはずです。

ですが約束通りに、その人が返済をしてくれる保証は全くありません。

むしろ高確率で、約束を反故(ほご)にされます。

そうなった時に、法的な支払い義務は名義貸しをした、あなたに発生します

あなたが支払が支払に遅れたら、事故情報として記録されることになります。

<関連記事>:多重債務者とは?借金解決の方法は?

名義貸しで支払い催促が来た場合、どう対処したらいい?

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前述したように名義貸しをしてしまった場合、請求が来ても支払い義務は名義貸しした本人に課せられます。

どうにか、請求を免れる方法はないのでしょうか?

対応としては主に2つの方法があります。

・求償権を行使する
・被害届を出し直接本人もしくは親族に請求する


一つずつ見ていきます。


・求償権を行使する
「求償権」とは、他人の債務を弁済した人が、弁済した金額を償還請求することができる権利のことを言います。

ただし、求償権をできるのはあくまで弁済した金額ということです。

カード会社などへ実際に返済した金額に対してのみ、相手に求償権を行使することができます。

この手続きについては、弁護士に相談するとよいでしょう。

ただし求償権を行使したからといって、相手が無一文なら全額が戻ってくる見込みは低いです。


・被害届を出し直接本人もしくは親族に請求する
警察への被害届を出すことです。

名義貸しを依頼した人の財産の差し押さえや、当人が財産がなければ親族による請求も可能になります。

ただし、こちらも確実ではありません。

そもそも名義貸しをしている時点で、詐欺罪にあたりますので、警察側が被害届を受理しないケースもあり、結果的に泣き寝入りとなるケースが多いです。


このように対応する方法はあっても、どちらも確実性はなく、むしろ返金がある可能性は低いです。

それだけリスクを伴う名義貸しですので、絶対にしないこと!これに尽きます

名義貸しの被害に遭わないためには

繰り返しになりますが、名義貸しは非常にリスクが高いです。

相手がどれだけ信用できる人でも、名義は絶対貸してはいけません。

場合によっては、経済的に一生立ち直れないほどのダメージを受けます。


しかも、名義を貸したのは自分なので、警察も動いてくれません。

法的に名義貸しした相手を訴えることは可能ですが、現実にお金を取り戻せる可能性は低いです。


また、バイト感覚で名義貸しをするのも絶対にNGです。

副業感覚で、スマホ契約の名義貸しのバイトをする人がいますが(たいていは学生か主婦)、あとで相当なトラブルに巻き込まれます。

知人・親戚・家族に対しても、バイト感覚でも、名義貸しは絶対に手を出さないでください。


この記事のまとめ

  • 名義貸しとは自分の名義で別人が契約すること(ローン関係が多い)
  • 名義貸しは違法だし、金融機関は厳しく禁じている
  • 名義貸しのローンで延滞した場合、支払い義務は名義貸しした本人が負う
  • 名義貸しの相手を訴えることはできるが、現実にお金を取り戻すのは難しい
  • たとえ相手が誰であれ、名義貸しは絶対にしないこと!



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